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【感想】マジンガーZ INFINITY ---細かいことは考えずに楽しむマジンガー

能登半島地震のチャリティーとして、YouTubeにて無料配信してたので視聴。永井豪先生が石川出身で、記念館も大きな被害にあったとかで。収蔵品は無事らしいのが不幸中の幸い。

■メモ■
2024/2/6時点、まだ見れるので気になる方は検索してみてください



マジンガーZグレートマジンガー世代でもないし、アニメを通して見たことあるわけでもない。スーパーロボット大戦で触れてきた民の感想。チャリティー目的の無料配信とはいえ、作品の感想には忖度なし。

 

マジンガーZ / INFINITY 通常版 [Blu-ray]

 

 

 

■OPが熱い

OPは「マジンガーZ」歌:水木一郎

約一年前にお亡くなりになってしまいましたが、今聞いてもあの歌声は熱い。アニキの歌だけで十分熱い。


■現代の皮を被った昭和のスーパーロボット

マジンガーZに限らず、その時代のロボットアニメの印象って、平成以降の世代からすると躍動感を感じづらいんです。当時はすごかった、そして偉大な作品だとは素直に思っていても、飽きてしまうんです。当時の(発展途上の)技術やコスト・納期、そして時代背景の違いのせいだとは思うんですけどね。それが、アニメ好き・ロボット好きの僕でも、当時のアニメを見てみようと思うには腰が重い理由の1つです。

でも、これは2018年公開の映画。十分現代の作品です。

ぬるぬる動くロボット、板野サーカスばりに飛び回るマジンガー、途切れない一連の流れで繰り出される技の数々。そんな躍動感がありつつも、(無駄に、でも魂で)技名を叫びながらの戦闘。現代っぽい派手な戦闘と昭和の根性ゴリ押しな戦闘の融合という感じで、戦闘シーンをピュアに楽しめました。
特に、スーパーロボット大戦α以降のスパロボ好きにとっては、親和性のあるアニメだと思います。戦闘演出が派手で、動きも多く、必殺技を叫ぶのも忘れない昨今のスパロボの戦闘。それが好きな人は、スパロボで必ずマジンガーにも触れているだろうし、ワクワクすると思います。

一方で、純粋なマジンガーZ好きに、これがどう映るかはわかりません。


■ストーリーや設定は楽しめるけど、唐突感はあり

平和になった世界での統合軍やイチナナ式の意義。スパロボとかだと、紛争なんかが続いてたりとか、ガンダムの世界観の地球連邦軍と同一視されていたりとかで、違和感少なかったけど(スパロボの独自世界観のおかげで違和感感じなかったけど)、何も説明もないアニメだと、なぜ人類は軍備増強?と少し思ったり。でも、平和な世界でも軍備は必要なので、そこは普通に飲み込める範疇。

ただ、ストーリーの根幹でもあるDr.ヘルと機械獣軍団の復活がなんでかという点の説明がなく、そこだけは最後まで?が付き纏ってしまいました。

でも、スパロボやっていればわかる、強敵は復活するものだと← そう割り切って観るのがオススメ。そこが割り切れれば、捻りの少ない王道展開はありつつも、90分でよくまとまってた気がします。

また、比較的新しいスパロボではINFINITYが題材のものもあるので、スパロボ好きな人にとっては、その補完という意味でも◎。

 

マジンガールズの意味はどうしてもわからなかった

ぬるぬる動くボスボロット達のギャグっぽい動き、これはファンサービスとしてよーく分かる。しかし、マジンガールズの変なお色気シーン含む登用は、意味がわかりませんでした。盛り上がる要素としても役不足

原作や、その他派生作品好きな人にとってはサービスだったのでしょうか?それとも、アフロダイAやビューナスAのような女性型ロボット(というか、あのミサイル)を出さないといけないという制作者の使命感のようなものからなのでしょうか?

ほとんどスパロボでしか知らない僕にはわからない。(後者だったら、想像はできる)

 

■細かいことは考えず王道展開とマジンガーの立ち回りを楽しもう

タイトルにも書いた通り、この言葉に尽きます。少なくとも僕は楽しめました。