趣味ログ

趣味中心の生活がしたい30代かつての少年。アニメ・ゲームが好き。

2024年 プレイしたゲームの振り返り

振り返ると結構プレイした。
個別記事のリンクも張るので、ここでは簡単な感想のみ。個人的にオススメするかどうかでカテゴライズしてまとめてみようと思います。
クリア時に書いた感想と大きな矛盾はないと思うけど、落ち着いて振り返った結果、多少の差異はあるかもしれない。

 

 

 

 

 

かなりおすすめしたいくらい楽しんだ

作品の題材やジャンルが趣味の範囲内であれば、お勧めしたい作品。

 

ユニコーンオーバーロード

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僕的今年の完成度No.1。ストーリーの出来も、キャラの描写も、ゲームシステムの出来も、ゲーム体験の新鮮さも、総合的なバランスも非常に良いゲーム。
その中でも、ゲームシステム(バトルとその準備)こそ、このゲームの真価だとも思うので、難易度はノーマル以上でやるべきだと個人的には思う。
「(戦略)シミュレーションみたいなゲームに抵抗感が無い人」には須らく薦めたいゲーム。

 

 

・十三機兵防衛圏

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バトルシステムも面白かったけど、ストーリー体験がこのゲームで最も重要なところ。SFが好きで、ジュブナイルも好きで、群像劇が好きで、断片的な情報が繋がった時の快感を味わいたい人は是非プレイしてみてほしい作品。どんな作品かはネタバレを避けるために、ここと記事リンク先では言及しません。

 

 

・トライアングルストラテジー

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ストーリーの中心は”塩”。派手なストーリ展開はない。地味なようにも思えますが、良質なストーリーと良質な戦闘システムでバランスの取れたゲームだと思います。
個人的には少なくても2週はやって、真エンディングまで見てほしいと思います。そこでやっと、この戦争が終わる気がします。

 


すごく楽しんだけど、お勧めするには条件付き

作品の題材が趣味の範囲内であっても、お勧めするには前提条件が必要かな・・・と思う作品。

 

 

FF7リバース

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3部作の2作目で、第3部はきっと長く待たされる。長期目線で続編待てる人向け。

過去作の設定深堀、広大なフィールドの探索、豊富なやり込み要素、原作とは少し違う展開のハラハラ・ドキドキ感。めっちゃ楽しんだ。

でも、ミニゲームなどに力を入れすぎな気がする(良い出来のミニゲームもたくさんあったけど)。そこをシュリンクして、発売ペース上げてほしかったというのが、正直なところ。

 


・界の軌跡

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過去作をちゃんとやっている人向け。そして、続編を待てる人向け。
20年続くシリーズの中でも重要な位置づけで、過去作からのファンとしては「明らかになる謎」「さらに撒かれる謎」を大いに楽しんだ。でも、それは過去作をプレイしている経験がないと味わいきれない(主にストーリーの点で)。
また、続編ありきの中途半端な終わり方なので、続編もプレイするぞという意気込みが無い人にはお勧めできない。

 

 

ワイルドアームズ

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ストーリーもシステムもよくまとまったゲームだとは思いますが、如何せん古いゲームなので不便さと(現代から見ると)チープさが目立つゲームでもあります。しかし、直球ストレートな王道少年漫画的展開が好きな人にはぴったりなゲーム。特にエンディングの演出にはぐっとくるものがる。

 


・テイルズオブアライズDLC

クリア後の世界を楽しめて、コンパクトながらストーリーもしっかりしている。そのコンパクトな中に、本編のイメージのまんまの掛け合いや熱い演出もしっかり織り込まれており、本編を楽しめた人ならプレイの価値あり。
DLCとしては良いけど、DLCが素晴らしすぎて本編もプレイしよう・・・とは言わない。

 


まぁ、おもしろかった。勧めるかどうかはちょっと迷う。

個人的には楽しめた。けど、お勧めするかというと、少し尻込みする作品。とは言っても、僕は楽しんだ作品。

 

FF14 黄金のレガシー

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過去拡張もプレイしていて、長くFF14と付き合おうとしている人にはFF14を勧めるけど、この拡張を以て勧めることはしないかな(7.1時点)。
つまらなくはないけど、終わった後に「アレが良かった!」ではなく「あそこがイマイチ」が先に思い浮かんでしまう。フレとの交流なども含めて僕は楽しんだけど。

 

 

・FF16DLC

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面白かったんだけど、設定の補完と「もういちど、FF16の人物に会える」的なもので、新鮮な体験は無し。FF16を楽しめた人向けのファンDLC(なので、僕は楽しめた)。

 

 

・百英雄伝

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王道が好きな人にはストライクゾーン。進めるにつれて、便利になっていくゲーム体験も良かったです。一方でシステムやバランスの作り込みには雑さを感じてしまうし、仲間が多すぎるし設定も取ってつけた感を感じてしまったのも事実。

 

 

フロントミッション1stリメイク

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リメイクという名のついた移植版という印象。スーファミ時代のシミュレーションゲームをプレイしたいという人にはお勧めしたい名作。
しかし、比較的頻繁にエラーが起きるのが非常にストレス。

 

 

・レジェンドオブドラグーン

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今やっても面白かったよ。子供の頃倒せなかった隠しボスも倒せたし、個人的には十分満足。しかし、レトロゲームを今プレイして、ワイルドアームズほどのインパクトはなかったのも事実。あと、少々難易度高め。

 

 

残念だった or 自分には合わなかった

あくまで僕には合わなかった作品。評判のいいのもあるので、ほんと前述した言葉に限る。

 

デトロイトビカムヒューマン

ストーリーは良かったんだけど、めんどくさいコマンド入力がストレス過ぎた。本をめくるのにも変にコマンド入力とか。操作感の悪さが足を引っ張っている。(イージーモードみたいなやつだと変わるらしいけど)

 

フロントミッション2nd

エラーの多さ、操作感の悪さ、日本語表現のチープさが足を引っ張り過ぎ。ストーリーは良かったし、オリジナル版のロード時間の地獄から解放されたことは◎なんだけど。

 

 

その他

・IQ

ミニゲーム感覚ではよかったけど、今どっぷりという感じではない。
良い感じに協力プレイありきなリメイクすると、流行るかもとは思った。高くても2000円くらいで。

 

 

最後に

来年も同じくらいゲームに触れたい。来年は、PS PlusやNintendo Onlineの恩恵をもっと受けることも考えよう。あと、Steamとかのゲームももっと探索したい・・・。でも、仕事もそれなりに忙しい中、他の趣味や生活のためのあれこれ(家事とか)のバランスも、もっと考えなけらばならない。なかなか難しいかもしれないけど、何とかしていこう。

 

そして、最後に念押ししておくと、このカテゴライズや感想は個人の主観です。

 

それでは、良いお年を!

 

最近見たアニメ 年を締める用意と年を始める準備の合間にダラダラ観るアニメ

年を締めるためにせっせと大掃除と断捨離をこなし、年を始めるためにお酒の準備とおつまみの構想を練る。そして、FF14では滅アライアンスレイドが実装されて、そっちもそっちで周回したい。

時間が無いように見えつつも、大掃除や年初めの準備は徐々にやっていたので、去年より余裕がある。だから合間に溜め込んだアニメを見るんだ。

 

いつも通り、”最近見たアニメ”であって”最近のアニメとは限りません。

 

 

 

 

 

 

 

合コンに行ったら女がいなかった話

合コンに行ったら●●だった話

漫画も読んでる作品。タイトルまんまの導入から始めるラブコメ

漫画でもそうだったんだけど、最初はラブコメの皮を被った設定楽しむ系の作品かなぁ・・・と思ってたら、ちゃんとラブコメしてた。少年漫画ラブコメよりはリアリティがあり、かといって生々しくもない、けど特殊な設定が故のご都合もあり。そんな中途半端になりそうなところを、良い塩梅な感じでまとめてる作品。ただ、3組を並行で描いてるので、作風のイメージに対して展開のテンポは遅め(漫画も)。気長に先を期待しよう。

 

 

ひとりぼっちの異世界攻略

第12話 ぼっちとぼっち

神様に糞スキルしか与えられなかったけど実は・・・的な異世界転生もの。そんな逆境でも、主人公に復讐心とかは皆無なので、比較的ほのぼの。日常的要素多めで、時々冒険(トラブル)的な。1クールでの締め方としてもキリが良く好感が持てるアニメ。ちょっと単調ではあったけど、上述した設定が好きな人は楽しめると思う。

 

 

杖と剣のウィストリア

第十二話 杖と剣

ざっくり言えば、無能な主人公が隠れた能力で活躍する系のアニメ。すこし特殊な世界観だけど、その説明もストーリーに織り交ぜながらしてくれるので、何となく見てるだけでも置いてきぼりにならない。1クールの〆どころとしてもキリが良いので好印象。一方で、最後に大きな伏線バラまいて終わったけど、2クール目もあるのかな?ちょっと期待してる。

 

鑑定スキルで成り上がる2期

第24話 託される想い

人の能力(潜在能力)を鑑定できるチート能力で領主として活躍していく物語。

先は気になる終わり方だけど、良い区切りでアニメとして1クールにどこまで納めるかをちゃんと考えてる気がする。チートが故の強さではあるけど、その強さの裏付けは人の好さというのも見てて気持ちが良い。3期も決定したようで楽しみ。

 

 

一週間フレンズ

第2話 友達との過ごし方。

ヒロインが一週間で友達の記憶を失くすという特殊な設定だけど、ちゃんとラブコメ。ただ、ラブコメといっても、ガチガチ恋愛模様ではない。恋愛、片思いの一歩手前という感じ。
突出してここが良い!というのはないけれど、中高生時代の青々しさがあるラブコメとして楽しめる。ヒロインが一週間で友達の記憶を失くすという特殊な設定も、上述したようなラブコメのアクセントとしてGood。

 

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

第6話 いわゆるひとつの間接キス

ヒロインが可愛いロシア人・・・という設定で、最初は読み切りで人気が出たから連載しました的な漫画かな・・・と思ったけど、ちゃんとラブコメしてた。でも、特別何かと言われれば特に何もない。主人公が無気力に見えるけど実は優秀ってのもよくある設定だし。つまらないわけではないけどね。

よくあることだけど、1クールでは恋愛模様も青春模様もかなり中途半端なところで途切れてる。2期も決定してるのでその前提なんだろうけれども・・・。

また、エンディングで懐かしい曲を採用するのはちょっとうれしかった。ただ一方で、ノスタルジーを訴えるようなアニメでもないのに、そういうのにコスト割くのもどうかとは思たり。「からかい上手の高木さん」とかは現実ではないラブコメではあるけど、中学時代を思い出すノスタルジーもあったから、そういうのしっくりきたけど。

 

 

 

 

最近見たアニメ ついこないだ大掃除をしていた気がするのに、また大掃除の時期である

1年経つのが早すぎる。

ついこないだ大掃除をしたばっかな気もするけど、確かにしんどい暑さも挟んだ記憶もあり、時の流れが速くなったのを感じる昨今。

観るリストに入れているアニメの視聴は年を越しても全く問題ないけど、気持ち的に多少は消化しておきたい今日この頃の視聴履歴。

 

いつも通り、”最近見たアニメ”であって”最近のアニメとは限りません。

 

 

 

 

 

 

 

魔道具師ダリヤはうつむかない

第1話 ダリヤの夢

良い人に良い人が集まる、良い人に良い人が協力する。こういう良い循環が気持良い、と感じるアニメ。その辺の啓発本より、自己啓発になるんじゃないかと思ってしまう。

異世界転生ものだけど、チートな要素は無く(天才ではあるけど)、異世界日常系の面白さだった。本当に異世界転生設定の意味は薄いので、無理に転生要素を入れる必要はなかったとは思う。

 

 

義妹生活

他人 と ただいま

スローな雰囲気の恋愛アニメ。ラブコメというには、ちょっと違う気がする。
そして、語りが多く、空気感で表現しようとしてる印象を受ける。こういう感じ、2010年前後の邦画に多かった気がする。もしかすると、原作者、監督や脚本家は、そういう世代か影響を受けた人なのかもしれないと、勝手な妄想してみたり。

 

 

俺は全てをパリィする

俺は牛をパリイする

努力を積み重ねた無自覚主人公が無双するアニメ。1クールではそれ以上でもそれ以下でもない。詰まらなくはないけど、1クール目は設定を楽しむ色が濃い。そういう設定が好きな人には合いそう。

 

 

狼と香辛料 

第3幕 港町と甘い誘惑

なんか違和感。昔放映されてた同アニメはもっと面白かった気がする。ロードムービー的にもキャラ描写的にも。今回も決して悪いってわけではない、むしろ面白かったんだけど、グっとくるものが少なかった。僕が年をとって感性が変わったのか、制作会社と僕の感性が合わないだけなのか…

 

ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで

第8話 蝿王と共に

ざまぁ みたいなのは嫌いじゃないけど、そういう設定はほぼ導入だけで活かせていない1クール。設定凝るのもいいけど、ものがたりの展開も考えた方が良いと思う。原作や漫画では良いのかもしれないけど、1クールでアニメ化しようとするには悪手だと思う。

 

逃げ上手の若君

変態稚児と神力騒動

キングダムとかもそうなんだけど、史実を知っていると少し複雑な気持ちにはなる。けど、弱いけど特徴活かした強さで切り開いていく感は気持ちよいし、テンポも良かった。良いアニメだという感想は史実による先入観があっても変わらない。


異修羅

第3話 鵲のダカイと夕暉の翼レグネジィ

よくわからなかった。目的というか主題は何なのか?最終的なものでなくてもいいんだけど、そういうのがかなりわかりづらい。1クールだけだと、考えた設定を詰め込みました感が前面に出ている。群像劇としても、個々のお話が中途半端。
上手くつなげれば(2期も含めて観れば)面白いのかもしれない。来年早々2期があるようなので、観てみようと思うし、そこで評価はがらりと変わるかもしれないけど、1期を見ただけでは「2期も楽しみ!」とはならなかった。

 

下の階には澪がいる
作画・キャラデザ・キャラ設定・ストーリー・演出、全てがイマイチ。いや、クソという程ではないけれども(クソな部分も散見はされたけど)、イマイチ以下。途中まで見て合わないなと思ったけど、途中まで見たので2.5倍速で最後までみたけど感想は変わらなかった。制作側にも狙う層はあるし、見る側の守備範囲にも限界はあるのだ。(n回目)

 

【感想】【ネタバレ配慮】十三機兵防衛圏 ーージュブナイルSFだけど、それだけじゃない。でも、詳しくは話せない。なぜならネタバレ厳禁の作品だから

十三機兵防衛圏 - Switch

ブラックフライデーで安くなっていたので購入&プレイ。ゆっくり消化しようと思っていたけど、気になるアニメをいっきに観てしまう感覚で、短期間で最後までプレイしてしまった。プレイ時間は自分の中での補完も含め25h程度。だけど、それ以上の充実感があった。

後述もするけど、ネタバレ厳禁な作品。ネタバレしないように感想を書いたつもりですが、ボーダーラインは人それぞれ。敏感な人はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


プレイするなら絶対にネタバレを見てはいけない作品

そういう作品ほど語りたくなってしまうものだけれども、ネタバレを見てしまうと価値が激減してしまう。なので、何度でも言います。興味があり、プレイする可能性があるなら、ネタバレを踏んではいけません。プレイ途中の人も、ネタバレを踏んではいけません。

おじさん・・・・お兄さんとの約束だぞ

 

よくわからない導入/序盤のストーリー展開

最初はどんな物語なのか全然わからない。唐突な人物紹介に、唐突な戦闘、唐突な会話。ロボットが出てきて、主人公たちは高校生で・・・ジャンルはSFジュブナイルという事は分かる。たくさんの主人公格がいそうなので群像劇という事も予想がつく。でも、それ以上は、面白くなるのかどうか、想像もできない。

 

しかし、そこでやめてしまうのはもったいない。続ければ段々匂う良作の気配

ゲームの進行は

・アドベンチャーパート:追想
・戦闘パート:崩壊編
アーカイブパート:究明編(イベントやキーワードの振り返りが出来るパート)

に分かれており、交互にプレイするスタイル。

追想編で物語を断片的に観測していくと、点と点が線になっていく・・・物語の輪郭が見えてくる。それが崩壊編の進行や会話イベントにもリンクしており、交互に進めていくと、物語の解像度が鮮明になってくる。正直、理解が追い付かないこともあるかもしれないけど、究明編で補完する事でぼけた部分も焦点があう。

そして最後には一本の物語としてクリアな姿を見せてくれる。

この断片的な情報が繋がっていく感じがすごく面白い。ストーリーの良し悪しだけでなく、この体験こそがこのゲームの真骨頂だと思うので、冒頭でネタバレを踏んでをいけないと繰り返したんだ。

よくある伏線回収とは違う体験ができる。この表現は、このスタイルのゲームだから出来るのであって、漫画やアニメ化は難しいだろうな・・・。ストーリー自体は再現できても、この体験は再現できない。

 

色んな名作のオマージュが随所にみられる。

SF映画・SFアニメを中心に、色んな作品をオマージュしているなと感じる。遊び心程度のオマージュから、設定の根幹に近くしっかり練られたオマージュまで。どれも雑ではなく、色んな作品に影響受けてるんだな・・・と感じる。やはりSF作品というのは作品感の繋がり考えるのも面白いな・・・と感じさせてくれる。これが良いアクセントになっている。

 

エンディングについても話したいけど、話したくもない

またまた繰り返すけど、ネタバレ厳禁。
なので感想として以下の2点だけ書いておく
・鬱展開ではない
・良い意味でのSFの不気味さの表現もある

 


一方で、バトルパートもおろそかになっていない

バトルパートはリアルタイムシミュレーションだが、もっと端的に表現するとタワーディフェンスを高度にしたようなもの。でも、どのロボット出撃させるか、どのロボットをどう強化するか、どのタイミングでどの武器を使うか・・・など、惰性にならないやりごたえが十分にある。少なくても、難易度ノーマルでALL Sランクを目指してプレイした僕にとっては。かといって、Sランクがすごくきついわけでもなく、上述した物語とそれを理解していく体験の妨げにもならない。


点と点が繋がっていくストーリー体験をしたい人は是非プレイしてみてほしい

バトルシステムも面白かったけど、上述したストーリー体験がこのゲームで最も重要なところ。SFが好きで、ジュブナイルも好きで、群像劇が好きで、断片的な情報が繋がった時の快感を味わいたい人は是非プレイしてみてほしい作品。
ただ、CGまで求めてはいけない。バトルはロボットが派手にドンパチやる演出は無くシミュレーション画面を見ているようだし、アドベンチャーパートも紙芝居+αくらいである。ただ、それも含めて・・・・いや、これ以上はネタバレになってしまいそうだからやめよう。

 

 

【感想】レジェンド・オブ・ドラグーン ーー子供の頃倒せなかった隠しボス”魔老ファウスト”を、今倒すんだ

子供のころ出来なかったゲーム体験というのはたくさんある。お小遣いが足りずに買えなかったゲーム、子供のころは面白さがわからなかったゲーム、子供には難しくてクリアできなかったゲーム。レジェンドオブドラグーンは僕にとって、「難しくてクリアできなかったゲーム」だ。正確に言えば、全クリはしたものの、隠しボスまでは倒せていなかった。

そんなレジェンドオブドラグーンがPS +のクラシックカタログにあったのでプレイ。一気にプレイするというより、レベル上げなどをコツコツやりながら、長い期間をかけて裏ボスまでクリア。

物語を沿って語るスタイルではないですが、ネタバレ要素はあるのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレイ時間

PS5でプレイ。クリア時間は50h+α。攻略サイトはスターダストというアイテム収集の時だけ見ました。
この+αは、後述しますが、巻き戻し機能を活用してるので、その分です。


壮大な歴史的世界観の王道ファンタジー

一万一千年前、人間と知能と魔法の力で優位に立つ有翼人との間で戦争が起きた。人間はドラゴンを使役し、その力を行使する7人のドラグーンが先導し、戦争に勝利した。
その過去も伝説となった現代、サンドラ帝国の侵攻により、バージル公国との間で戦争が起きる。その最中、突如現れるドラゴン、さらわれる幼馴染。巻き込まれる形のきっかけではあるものの、主人公は侵略に対抗するという形で、協力していく。そして、覚醒するドラグーンの力、徐々に明らかになる伝説を発端とする陰謀。彼らの旅は世界の命運がかかる旅へとなっていく・・・。

と、王道ファンタジーものです。ファンタジー好きには好きな題材だと思います。一万一千年前から連なる物語の設定もしっかりしており、現在やっても楽しめるストーリーだと思います。

一方で、歴史の背景とは別で、狭いと感じてしまう世界です(地理的な)。訪れる街は少なく、プレイヤーが散策可能な範囲が狭いので、こじんまりした印象を受けてしまいます。

そして、サブキャラの少なさ・描写の少なさもこじんまりとした印象を感じてしまいます。メインキャラクターが物語の主題なのはわかりますが、それ以外のモブキャラが空気です。世界の命運をかけた戦いなのに、主人公達だけで頑張ってる感が出てしまってます。世界の危機なんだから、味方国家の軍のバックアップとか、もっとあってもいいじゃん・・・思ってしまいます。その辺の厚みがない部分は、ちょっと惜しい。

 

挿入ムービーは目を見張るものがあるが、それ以外は・・・

FF8と同時期のゲームですが、挿入ムービーについてはFF8より綺麗かもしれません。フォトリアリスティックではないゲームとすれば、現代で見ても十分綺麗です。

しかし、それはプレレタリングの挿入ムービーに限りです。

それ以外のCGは、当時すごいと感じていたことは覚えていますが、今見ると雑です。これは現代と比較してというより、同時期のゲームで同じくらいの等身で描かれたFF8と比較しての話です。低ポリゴンのCGとテクスチャの組み合わせが、キャラのカッコよさも可愛さも表現できていません。

なので、フィールドや戦闘のCGは3DCG黎明期のものとして、期待してはいけません。


難易度は高め

難易度は高めのゲームだと思います。

基本的には素早さベースのターン制のバトルで、攻撃するとSPがたまり、SPが一定以上になるとドラグーンに変身して戦えるといったシンプルなものです。一方でアディショナルという特徴的なシステムがあります。

通常攻撃=アディショナルなのですが、これはタイミングよくボタンを押すとコンボが決まっていき威力もSPのたまり具合も増していくというものです。

コンボ数・タイミングや威力倍率などは設定するアディショナル技によって違い、序盤に覚えるものは1,2回ボタンを押すだけのコンボだったのが、高威力な技だとコンボ数も増えていき、タイミングも難しくなっていきます。難しいので途中で失敗しがちですが、失敗すると威力は出ません。だからと言って、低レベルから使える技だと、成功しても弱い。

このポイントが難易度を底上げしていると思います。僕は、このアディショナルに慣れるために巻き戻し機能を活用していました。失敗したら巻き戻す・・・短い時間で反復することで慣れていくんです。

 

これ以外にも難易度を高めている要因はいくつかあります。

魔法はドラグーンになっている時しか使えない。アイテムは32個しか持てない。ボスが強めに設定されている。取得経験値が少なくレベリングが億劫。

これら諸々含めて、難しめなRPGだと思います。ですので、「やりごたえのあるRPG」を求めるタイミングで手を出すのが吉だと思います。

 

いざ倒すぜ、隠しボス魔老ファウスト

ここからは、僕が隠しボス"魔老ファウスト"を倒すためにとった行動です。やっぱり、このゲームをプレイして、一番感慨深かったのは隠しボスを倒したこと。ちょっと詳し目に触れたいと思います。

 

下準備①:スターダスト集め

魔老ファウストを倒すためにはスターダストという収集アイテムをすべて集めて消幻石という特殊アイテムを入手する必要があります。スターダストを攻略情報なしで集めきるのは非常に困難・・・ここは攻略サイトに頼りました。

 

下準備②:闘神の極みの入手

Disc2のダンジョン”幽霊船”で入手できるアイテムです。このアイテムはアディショナル入力をデメリットなしで自動にすることができます。

幽霊船にはクリア後に戻ることができないので、ストーリー進行途中で取っておく必要があります。そして、この入手方法が厄介です。

暗証番号付きの宝箱の開錠を5回達成すると入手できるのですが、ヒントのある場所と宝箱の場所が離れており、往復すら億劫です。しかも、暗証番号を間違えたら戦闘が始めるので時間も食う。かといって、ヒントがわかれば必ず開錠できる類のものでもないのです。

僕は、卑怯ですが、PS5の巻き戻し機能を駆使して入手。これがなければ、数時間か・・・もっと入手に時間を要していたと思います。

 

下準備③:レベリングと金策

このゲームには(多分)効率的なレベリングも金策も存在しません。

運に頼って固定ダメージアイテムを入手し、運に頼ってレアモンスターとエンカウントし、固定ダメージアイテムで倒すという方法はありますが、結局運次第で効率的ではありません。

地道なレベリング・金策も、一回の雑魚戦闘で得られるお金は数十G程度、経験値も中盤以降は1回のレベルUPに1~2時間は雑魚を狩らないといけないといった具合です

こんなどっちもどっちの選択肢の中、僕は後者を選択し、Disc4でいけるデス・フロンティアで地道な作業をしました。理由は、目標レベルが30後半でデス・フロンティアでもギリ適正といえなくもないレベル(デス・フロンティアのレベルが低すぎない)、図のサボテンのようなシンボルの敵は固定で2体出て習得するお金が安定し、低確率ではあるもののドロップアイテムが50Gで売れ、かつ厄介な敵ではないためです。

ここで、今日は30分だけ・・・といった具合にコツコツとレベリング・金策をしました。

 

ステータスと装備

魔老ファウストは魔法攻撃と魔法防御が非常に高いボスです。なので、防御面は魔法防御面最重視しつつ、物理攻撃の強いメンバー&回復役という構成です。
そして、序盤から入手可能ではあるものの10000Gとこのゲームでは非常に高額なアイテム”伝説の兜”を1つ金策の成果として入手しています。この伝説の兜は魔法防御最強の装備で、メンバー分あればファウスト戦はヌルゲーと化しそうですが、そこまで金策するモチベーションがありませんでした・・・。

  • ダート:


    魔法防御はアルバートに比べれば高めなので、伝説の兜は装備させず、ドラゴンヘルムでHPの最大値を上げることでカバー。その他装備は魔法防御重視。主人公なので外せませんが、物理アタッカーとしても優秀なので問題なし。

  • アルバート


    攻撃力は高いものの、アディショナル入力が難しいので”闘神の極み”を装備。魔法防御が低いので伝説の兜で魔法防御をがちがちに高めています。アルバートを選んだのは、攻撃力もさることながら、魔法:フラウアストームで被ダメージを3ターン半減できるため、防戦に徹する時も事故が少ないと考えたからです。

  • ミランダ:


    回復役です。もともと魔法防御が高いですが、魔法防御を重視しつつ、自属性の耐性を上げています。回復役は魔法防御が高ければほかのキャラでもよいと思うのでメルも候補にあがりますが、ミランダを選んだのは見た目の好みの問題です。
そして決戦、ここまで準備すれば臆することはない

この構成で挑み、やばくなる前に回復、やばそうなら防御・防御バフ・・・と冒険しない戦いをした結果、苦戦することなく勝てました。昔、適正レベル50とか攻略本か何かで見た記憶はありましたが、しっかり対策練れば比較的低レベルでも行けますね。昔のゲームの、傾向を知り対策することで低レベルでも攻略ができるところ、好きです。


まとめ

確かに、今プレイすると雑な面もありますが、王道ファンタジーとして現代でも十分楽しめました。子供の頃倒せなかった魔老ファウストも倒せて満足です。
おすすめしたいゲームではありますが、難しめのRPGではあるので、やりごたえのあるゲームを求めている人向けです。

 

最近見たアニメ 年末に向けて楽しみながら消化していきたい積んだアニメ

年末も視野に入ってくる11月。界の軌跡発売など、僕の中でのビッグイベントもあり、消化しきれていないアニメも結構溜まってる。

年末に向けて、その辺の整理もし始めていきたい今日この頃の、アニメ視聴履歴。

いつも通り、”最近見たアニメ”であって”最近のアニメとは限りません。

 

 

 

 

 

 

マクロスΔ

#1「戦場のプロローグ」

見たことはあったけど、印象にあんまり残っていなかったので再視聴。ちゃんとマクロスしてて(つまり、バルキリーでのバトル×三角関係×歌がキー)、テンポも深堀具合も丁度良く面白かった。でも少し物足りなさを感じた。何でかと考えたけど、ミサイルありきの板野サーカス要素の不足のせいな気がする。
もちろん戦闘シーンがつまらないわけではないけど、もっとミサイル飛び交う中でのドックファイトを見たかったんだと思う。

 

 

青の祓魔師 島根啓明結社篇

第1話 ざわめく世界

面白かった。青春要素とバトル要素、少年漫画好きの好物がいっぱいつまってる。ただ、僕は青の祓魔師を最初から見ていない。人間関係とか、最初から見てる方が面白いんだろうな。当たり前だけど。初見の僕には少し置いてきぼり感はあった。

 

 

菜なれ花なれ

第1話 抱え込み1回宙返り1回ひねり開脚一回伸身1回ひねり

部活モノとおもいきや、部活に限定しない応援するというテーマの下の青春もの。こういう頑張る姿って言うのは、社会にもまれた人間の癒しになるかもしれない。
一方で日常モノのような要素もあるが、キーというわけではなく、器用貧乏感を感じてしまう要因になっている。良い意味でハイブリッドな側面もあるけど。
また、最後のチアと主題歌?とテンポが合ってなかったのはどうかと思う。頑張れたとこだし、頑張らないといけないとこだと思った・・・

 

 

十二大戦

猪も七代目には豚になる

どちらかといえば面白かったけど、最終話で台無しにしてる感じはあった。
途中の主要人物の脱落具合の雑さは、まぁ・・・いいとしても、最後の終わり方が幼児向けのアニメを青年・大人向けに表現しました感で、それまでのバイオレンス感を台無しにしている。最初に言った通り、面白いとは思ったけどね。

 

 

奴隷区 The Animation

選択 -sentaku-

短い中で、キャラ付けちゃんとしてるのは良い。一方で、短いなかで詰め込み過ぎ感と、駆け引き描写が薄いことはマイナスポイント。

 

 

推しの子 シーズン2

第12話 東京ブレイド

OPは好きじゃなかった。そして、2.5次元というジャンルを押し過ぎなのは題材としてオタク意識し過ぎて押し売り感を感じてしまった。そういうジャンルに否定的な意見を持ってるわけではないけど。
前クールからの物語の本質に関する描写が薄いのも×。成長物語としてのストーリーは面白かったけど、マンガを一気に読んだりする時に、中だるみになりそうな部分な気がする。でも、今後御展開の伏線としては良い感じな気がするので、次のクール(漫画ではもう描かれてるのだろうけど)で活かされていれば、評価は上がりそうではある。(言い換えれば、この先の展開に向けた長い導入という印象。)

 

 

 

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?

第1話 世界から忘れられた少年

SFっぽさ×ファンタジーっぽさ×マルチバースっぽさと、好きな要素をそこそこ詰め込んであって面白かった。でも、あくまで「っぽさ」である。
あと、1クールでは中途半端。この手のアニメにありがちな、悪いところ。

そしてタイトルの付け方は下手だなと思った。原作とかで続きもちゃんと読めば納得感あるのかもしれないけど。

 

 


ただいま、おかえり

オメガバースという設定の作り込みは、なるほどな・・・というか良い意味でよくやるなと思ったけど趣味範囲外。子供が可愛いってのは癒し要素ではあったけど、ストーリーなんかが優れているわけでもなく、すぐに観るのやめてしまった。作者や制作側にも狙う層はあるし、見る側の守備範囲にも限界はあるのだ。

 

 

 

【感想】【ネタバレ注意】界の軌跡 ストーリー・クエスト関連編  ーー面白かったけど・・・

PS5版 英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria- 通常版

 

 

英雄伝説 界の軌跡。物語の大きなターニングポイントで、がっつりプレイしてしまった。FF7リバースやFF14 黄金の遺産と並ぶ、僕にとって2024年の大きなイベント。

先日クリアしたので感想をと思い書き始めたけど、前記事(バトル関連編)にも書いた通り、ストーリーとシステムを織り交ぜながら書くのが難しいと感じてしまったため、バトル中心の感想とストーリー中心の感想に分けて書いてみようと思います。(完全に分けているわけではありませんが)

今回はストーリー・クエスト編。

 

 

物語に沿って語っていく形ではないですが、エンディングの印象などネタバレ要素はあると思うのでご注意ください。では、行間あけて本文。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレイスタイル・プレイ時間

プラットフォームはPS5。難易度ノーマル、攻略サイトは見ない。サブクエストは全部回収(見落としはあるかも)、半やり込み要素の黑の庭城(グリムガルテン)はストーリーは最後まで進めるけど過度な周回はしない。そんな感じで60時間ちょっとでした

 

 

軌跡シリーズとして重要な局面で面白い

色々思うことは後述するとして、まずは・・・すごく面白かったです(思い入れ補正込み)。軌跡シリーズ独特の言葉回しや掛け合い、謎めいた組織の陰謀、世界の行く末・・・そういった軌跡シリーズの面白さは十分に備えています。そして、軌跡シリーズ全体としても大きな局面を迎えるという意味で、ちゃんと物語が進んでいる感。先が気になってどっぷり浸かり、一気にやり切りました。

 

 

一方で、はじめてプレイする人向けではない

過去のあらすじを紹介するコンテンツは用意されているものの、過去作やってない人は置いてきぼり感が強いと思います。中分類としては黎の軌跡の続編になりますが黎の軌跡I,IIをプレイ済みなのは必須クラスです。それよりも前のシリーズ作品もプレイしていないと追いつけないだろう/没入出来ないだろうと想像してしまう部分もちょいちょいあります(多くを占めているわけではありませんが)。ストーリーも設定も20年前の空の軌跡からひとつながり、過去の流れを匂わせ的に持ち込んでるのも多い。新規の人には正直優しくはないと思います。

この現実を差し置いて、今作からやるのもおすすめだ!と言っている職業ライターの人がいるなら無責任だと思ってしまいますね。せめて黎の軌跡からじゃないと個人的には思います。わかりにくい振替り用コンテンツではないものの、あくまでダイジェストで最低限でしかないです。つまり、余裕度のない必要最低限のスペックに持ち上げるものであり、余裕度のない必要スペックでゲームが快適に(ストーリーや演出を)楽しめるかというと…微妙です。もちろん、最新作を触って興味が沸けば過去作もというのもアリだとは思いますが、最新作だけで楽しみ切るのは難しいという前提でプレイするのが吉だと思います。

ただこれは、ファン視点からすると嬉しい面でもあります。「あぁ、あいつね!」とか「これは、あの時の!」みたいな、点が線で繋がっていく感じは、練り込まれた設定の重厚さを感じさせてくれます。

 

 

そして、やっぱりおつかい要素は多め。だけど、ストーリー上、重要そうなサブクエストもあり

これも軌跡シリーズ通して言えることですが、ストーリーを進めるうえで「おつかいクエスト」の様なものは多めです。もちろん、それが設定を活かすためのものであり、またストーリーの本筋にも絡むものも多いのですが、ダラケテしまう要素でもあります。そこがネックになってしまう人はいるかもしれません。
ただ、今作は設定の補完や匂わせの類で重要そうなものが散見されたので、界の軌跡をプレイするならぜひ必須クエスト以外もやってほしいと僕は思います。

 

 

半やり込み要素 黑の庭城(グリムガルテン) もストーリー補完

黑の庭城というコンテンツは3つの役割があります。
・メインストーリーを進めるうえでの必須要素
・メインストーリーの補完になるサブクエスト的な要素
・Lv上げや金策のための場

この「メインストーリーの補完になるサブクエスト的な要素」の意味合いが非常に重要です。このコンテンツで補完してるかしていないかで、メインの解像度は大きく変わってくると思います。レベリングや金策で周回しないにしろ、ストーリーは最後まで進めるのとメメントオーブの回収はぜひやってもらいたいです。

 

 

たくさんの仲間が出てくる嬉しさと弊害

黎の軌跡シリーズの登場人物は言わずもがな、それより前の作品の登場人物もたくさん登場します。今回久々に登場するキャラもいます。登場だけでも嬉しいですし、キャラの掛け合いが見れるのもファンとしてはニヤニヤ要素です。

でも、弊害もあると思っています。

まず仲間が増えていく楽しさがないんです。もちろん、物語途中から参戦みたいなキャラもいますが、最初からほぼフルメンバーです。作品の位置づけ的に仕方ないことかもしれませんが・・・。

また、味方を強制的に使うシーンが少ないため、味方が多い割にほぼ使わないキャラも出てきてしまいがちです(黑の庭城はべつですが)。黎の軌跡なんかだと、「この章はフェリが主人公」「この章はアーロンが主人公」みたいな章ごとの色が強く、よしこのキャラ使おう!って自然となりました。しかし今作はその色が薄く、使いやすいキャラばかり使ってしまいがちです(主にヴァンルート)。キャラが多い割に生かし切れていない感はあります。

 

 

回収される伏線とバラまかれる伏線

界の軌跡で9割物語が語られると言われていました。確かに、これまで明言が無かったとある組織の目的が明るみになりそうなところまで来たり、今まで謎だった部分が見えはじめてはきます。でも、それは表面だけです。表面を見せた結果、新たな伏線が張られたような印象です。氷河のように、隠れた部分がたくさんありそうな匂いをぷんぷん匂わせて、それの回収はまだ全然できていません。これらがちゃんと回収される前提ならば、9割発言は「表面上9割は見せたけど、中身までは語り切らないよ」という事だったのだと思います。

 

 

終わり方は中途半端感。残念・・・

確かに色んな伏線回収してるし物語が進んでる感もあったのでワクワクでしたが、さらにどんどん貼られる伏線。今作が最後じゃないにしても、切りよく回収出来るのか?という不安がプレイ中つもってきました。そして、迎えた煮えきらないエンド。伏線同士が繋がりそうで繋がらないじれったさ。決着が何もつかないしめ方。これを真エンドと言うには、中途半端で過ぎす。

ハッピーエンドか悲しい結末か・・・という問題では無く、「これから!」というようなところで、次回予告も無くぷっつんと中断させられてしまったのです。メイン中のメインの人物だけでなく、それ以外の裏解決屋メンバーも、それに加えリィンもケビンも、すべてが中途半端。DLCや次作で早めに補完してほしいのが正直な気持ちです。

もし、これが”語り切った”真エンドというなら、黎の軌跡及び界の軌跡の評価はだだ下がり。なので、続編ありきだとは信じています。

続編の発売時期はまだ不明ですが、一年後位が評価の分かれ目だろうと思います。この終わり方で2年位待つのはちょっとツライので、それくらい待つなら世間の評価は下がりそうです。(閃の軌跡1や閃の軌跡3も似た感じではあったが、続きがあることが明確で、1年後にはリリースされてた)

 

 

まとめ:面白かったが中途半端。次作の内容と発売タイミングで評価が大きく変わる

軌跡シリーズファンの僕にとっては面白い作品でした。中途半端な終わり方は・・・ポジティブに言えば「先が気になる!」という捉え方もできるかもしれない。
一方、この作品からシリーズ始めるにはちょっとハードルが高いとは思います。もちろん、最新作で軌跡シリーズに触れてみるというのも悪くはないですが、しっかり楽しみ切りたいなら、少なくても黎の軌跡・黎の軌跡IIはやっておくほうが良いと思います。(それより前の作品も・・・言いたいですが、多すぎて無邪気に言えない)

 

■バトル関連編の感想

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■前作の感想

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