趣味ログ

趣味中心の生活がしたい30代かつての少年。アニメ・ゲームが好き。

【感想】サマータイムマシンブルース テンポの良いSFコメディ

サマータイム・マシン・ブルース

 

夏っぽい作品を観て、なけなしの夏っぽさを演出する一環で観た作品。

お盆休みもあけてしまい、感想を書いてみる時間がネックとなりつつも、この作品はテンポよく感想まで書いておきたいと思った作品。それくらい気に入りました。

ストーリーの根幹のネタバレは避けていますが、ネタバレの基準は人それぞれ、敏感な方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

SFと見るなかれ、SF青春ラブコメである

高尚なSF考察がされているわけでもないし、宇宙人が攻めてきたりするわけでもない。もちろん、切ない恋愛ものでもない。ただ、クーラーの涼しさを求めてドタバタする映画。ジャケットのアートのイメージそのまんまです。そこに少しの恋愛要素が隠し味。

 

伏線の回収・そのテンポが心地よい

最初から違和感がある演出がなされ、物語中盤以降、それがキレイに回収されていく。バカな大学生がサークル室のクーラーの涼しさを求めるだけなので、非常にコンパクトだけど、それのおかげで回収のテンポも軽快で心地よい。
サマーという設定も、タイムマシン要素もしっかり使っているので、タイトルとの親和性も◎。

 


ただ、特徴的なノリは合わない人もいるかも知れない

(行動とかの面で)バカな大学生が主要人物です。大学生でも馬鹿して楽しんでいる人はいると思いますし、それが迷惑行為になってなければ悪いとは思いません。ただ、その行動は幼稚だと思う人もいるでしょう。そして、舞台の脚本が基となっている作品だからかは知りませんが、舞台演劇のように演技がオーバー気味です。それが、演劇ではなく映画だと、このバカなノリをより顕著にさせてるポイント。

コメディだとわかって観る前提でも、そういったノリが嫌いな人には合わないと思います。
僕は馬鹿なノリ、好きですけどね。

 

 

短めの感想ではありますが、ここ数年で観た夏っぽい作品で、夏におすすめしたい作品No.1かもしれない。合わない人も確かにいそうではありますが、脚本の出来・テンポがすばらしく、タイトルから想像する夏っぽさやSF要素もしっかりある。

8月末に夏におすすめの作品というのも微妙なタイミングかもしれないけど、昨今の日本の残暑はものすごいので、ヨシとしておこう。