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趣味中心の生活がしたい30代かつての少年。アニメ・ゲームが好き

【ネタバレ注意】【感想】Final Fantasy XIV 黄金の遺産 --- 拡張だ、乗り込め!!

 

黄金の遺産のメインをクリアし、高難易度コンテンツやなんやらに勤しむこの頃。やっぱ拡張直後の「乗り込めぇ!!!」感は大好き。

拡張直後でやること多いとはいえ、メインクエストはクリアし少しのんびりモードになったので、ストーリー中心の感想。ざっくり感想ですが、ネタバレは含まれますのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

今回の拡張は大まかに三つの章に分けれると思うので、それぞれ「王位継承編」「荒野編」「アレクサンドリア編」と勝手に分けて感想を書いてみようと思います。

大体ですが

・王位継承編:前半

・荒野編:話の繋ぎ

アレクサンドリア編:後半

という感じです。


王位継承編

なんというが出来レース感が強かった。そして新章という事で、漆黒や暁月と違い積み重ねてきたストーリーがない分、薄味のストーリーというのがざっくりな感想です。
たぶん、それを加速させてるのは、主人公的な位置づけのNPCであるウクラマトの魅力がなさすぎるという点です。国民を想う気持ちだけは一丁前な、無知王女というだけなんです。旅の中での成長も、相手を知ることが大事という事を学んだとかはありますが、知りたいと思うだけで理解しようしない(してる描写が無い)。薄っぺらすぎる。

ただ、つまらなかったかというと、そうでもありません。

ストーリーの厚さは物足りないものの、新しい文化に触れるという意味で旅行的な楽しさはありました。違う言葉で言えば、設定を楽しむ的な感じです。過去拡張の設定なんかを矛盾なく取り入れているあたり、世界観の作り込みは昔からされてたんだろうなと感じます。

ファイナルファンタジーというよりヒカセンの夏休みとして捉えるならば楽しめる章。

 

野編

完全に後半への繋ぎです。そのための、お使いクエスト。多少のファンサービス要素(過去拡張に関わるキャラクターが出てきたり)はあるものの、お使い要素が前面に出すぎと感じてしまいます。後半への伏線にはなっているものもありますが、このフェーズが退屈という感想を覆すほどではありません。

 

アレクサンドリア

ここはファイナルファンタジーしてたと思います。国というか世界規模の危機に対して、問題解決に向かうヒカセン。冒険するぞというより、魔王を倒すぞ的な展開。単純と思われるかもしれないが、ドキドキもワクワクもするこういう展開は好きです。

しかし、気になる点もあります。

 

1つは重要NPCであるウクラマトでしゃばり感。いや、ついてくるのはいいんですよ。王としての責務みたいなのもありますし。でも、そのせいで自分のキャラや重要キャラであるはずのクルルさんの存在感が薄く感じてしまいます。ウクラマトが魅力あるキャラであるならば、それでも良かったのかもしれません。しかし、僕にとってウクラマトは魅力がないNPCです。そして後半では、ウクラマトの魅力のなさが顕著に出るシーンが多いんです。

例えば、ゾラージャが父に対して色々悩み・葛藤を持っているのに対して「親父と鱗の色同じだろ?」とウクラマトが見た目を言及するシーンがあります。しかし、ゾラージャの悩みはそんな表面的なものではないのは想像に容易いです。でも、知りたがっても理解しようとしないウクラマトは、そこに言及してしまう。というように見えてしまうんです。もしかしたら、真意は違うのかもしれません。が、プレイヤーが真意をスムーズに理解するための描写を脚本が怠っており、結果ウクラマトが魅力のないNPCになっているように感じます。

 

2つ目はFF10を彷彿とさせる要素が多い割にFF9の雑なオマージュ推しな点です。ストーリーはMelodyOf Lifeから着想得た気配はあるし(逆に近づけようとしたのかもしれないですけど)、FF14はFFのテーマパークと呼ばれる側面もあるのでFF9が匂ってくるのは別に良いんです。でも、雑なBGMの挿入、中途半端にスタイナーに似たキャラ。オマージュ要素に対して、違和感と残念感のほうが強いです。地名やカットシーンの見た目のオマージュ位に止めとけば良かったのにと思います。

しかし、違和感や残念感はあっても、嫌悪感とまではいきませんでした。その理由は、雑なオマージュであるからこそ、今のところは元のFF9とかけ離れすぎていると感じているため、FF9とちゃんと切り離して捉えられるからだと思います。

今後のパッチでどう転がるかはわかりませんけどね。


と、気になる点はありつつも、終末(暁月のフィナーレ)を乗り越えたあとのストーリー展開の可能性は見せてくれたのかなとは思います。ただ、良い方向に転じる可能性だけでなく、悪い方向に落ちる可能性もある。なので、ファンとしては期待と同時にハラハラ感も残ります。悪い方向に落ちてしまって、廃れて欲しくはないゲームですし。

 


まとめ

旅行気分が楽しめる前半と、まだ広げる余地はありそうだなと言う可能性は見せてくれる後半。しかし、積み重ねてきたストーリーが無い分、漆黒や暁月に比べると薄味。比較するのは酷なのかもしれないけど。

ネガティブなことは書いたけど、ストーリー自体も十分に楽しめたし、MMOの魅力はストーリーだけではないので、そういう面でも進行形で楽しんでます。これからも期待しています、FF14