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【感想】【読書】女のいない男たち---気軽に読める村上春樹

女のいない男たち/村上春樹

先日ゲームマーケットに行った際の移動時間のお供として読みました。久しぶりの村上春樹作品です。

長らくコロナでステイホームエリートになっており、移動が億劫にもなりつつありましたが、そういった時間に本を読むというのは時間の有効活用という意味でも情緒的にも良いものだなと再認識しました。

では、感想本編です。

 

 

村上春樹の小説は好き

村上春樹の作品は割りと好きです。
文章の修飾/比喩表現、くどいくらいに濃厚だけど、テンポが良く読めるところが好みです。
コーヒーを、あるいはスコッチをロックで傾けながら、時ににタバコをふかしなががら。この一連の自分の所作含めたテンポが好きだったし、一種の自己陶酔のようなものを楽しんでいました(います)。

 

最近読んでいないのは疲れるから

でも、ここ数年はめっきり読んでいませんでした。
これは僕の好みが変わったからとかではないし、村上春樹作品のレベルが下がったなんて偉そうなことを言うつもりも毛頭ありません。単に僕のバイタリティが年齢ととも下がったからに過ぎないのです。別に読みたくないわけじゃないし、読まないわけでもないですが、身構え/心構えが必要になってしまっているんです。だって、疲れるから。

 

疲れる理由はギャップが大きい貞操概念

村上春樹の作品には男女関係の描写、もっとストレートに言えはば性表現が多い気がします。そして、性の考え方と言うか貞操概念というか、そういったものに達観していたり今の時代感覚とズレていたり、自分や周りを基準とした"普通"と大きく異なっているんです。小説なんだしそれで良いというのが聞こえてきそうではありますが、それはその通り。僕も別に現実と混同して憤りを感じたり嫉妬しているわけではないです。もちろん、創作物のテーマ的なもの/フレーバーとして嫌いでもない。ただ、そのギャップを想像で埋めつつ、(前述のとおり)濃厚な文章のそれを消化するのにカロリーが必要ということなんです。

 

疲れるなら休めばよい。短編集はそれにピッタリ

この本はタイトルからも想像できるとおり、男女関係のなんやそれが題材になっているので、前述したような性表現は多々あります。一方で短編集なんです。つまり、少々疲れたとしても、テンポを崩さずに息継ぎするタイミングが明確に必ず来るんです。

 

まとめ:村上春樹作品だけど、身構えず読む本

村上春樹の長編小説は、今読んでもきっとはまるとは思うけど、読むには一種の気合のようなものが僕には必要です。一方で、良いテンポで息継ぎできるこういうタイプの本は、村上春樹文章に触れつつも、気軽に手に取れる部類入りです。