世間で名作と言われている「ファイナルファンタジータクティクス」。プレイしたことはあったけど、僕にはあまり響いていなかった。でも、リマスター版である「ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ」をプレイしたら、ドはまりした。
子供の頃は響かなかった理由
子供の頃に響かなかった要因は、まずストーリー面だった思います。ラムザの英雄譚のようなものであったのは確かだけれども、その物語に厚みを出しているのは「政治的思惑(内乱)」・「貴族と平民の間の確執」・「宗教的な陰謀」といったもの。そういった要素は複雑で、子供には難しく、そのせいでラムザの物語という解り易いものを期待してしまったガキンチョには入ってこなかったのです。
また、ゲームとしての難しさも響かなかった一因。昔過ぎて詳細は覚えてないけれど、どこかで詰んで、そこでやめた記憶があります。
これらの側面も、自分で買ったゲームであれば、子供なりに頑張ったり、もう少し大人に近づいてから再プレイしたりして、違う受け止め方をしていたかもしれません。(初代フロントミッションなんかそうだった)でも、僕はファイナルファンタジータクティクスを当時の友人から借りてプレイ。そう長々と借りるわけにもいかず、響いていなかった僕はたぶん何のためらいもなく返して、響かなかったという印象だけを残してしまった。結果、PSP版・アプリ版といったものが発売されても手を付けませんでした。
大人になると、響かなかったポイントが、逆にハマる要因に
そして月日は経ち、FF14で「リターン・トゥ・イヴァリース」というコンテンツが実装されます。このコンテンツはFFTとFF12を元ネタとしたコンテンツです。ここでFFTにも興味は持ちましたが、オンラインゲームはやっても、それ以外のゲームからは離れ気味だった時期。結局、触れることはありませんでした。
そして、いい年のおっさん・・・おにいさんになり、恥ずかしながら独身の僕は、家庭を持ってる方より時間はあり、ゲームにも出来るだけ触れたいと思っている今日この頃。そこに「ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ」が発売されたわけです。
これは良い機会とプレイしてみるとドはまり。
ストーリー面で言えば、「政治的思惑(内乱)」・「貴族と平民の間の確執」・「宗教的な陰謀」という子供の頃響かなかった要素も、しっかりと把握でき、物語に厚みを持たせている要素として没入する要因となりました。また、世界観を把握するという楽しみ方も知っているので、ブレイブストーリー(物語を振り返れる、FF16でいうところのアクティブタイムロアのようなもの)を活用しながら物語と世界観を大いに楽しめました。
システム面で言えば、今回も詰んでしまいそうな場面はあったものの、子供頃よりも"考えて楽しむ"ということが出来るようになっているので、詰んであきらめるではなく、キャラの育成等で"対策"をとることをピュアに楽しめました。(たくさんあるセーブ枠やAutoセーブといったシステム面のアップデートも、ストレスなくそれを楽しめた要因だったかもしれません。)
そして、ストーリー面でもシステム面でも、逃している部分があるだろうなかで、このやりごたえ。底知れません。
初見ならエンハンスド版で良いと思う
今作はクラシック版とエンハンス版を選択することが出来ますが、僕がプレイしたのはエンハンスド版という、フルボイス化&ストーリーやセリフに加筆修正(基本軸は変えていないらしい)がされたもの。変更点については原作ファンからすると思う所があるのかもしれないけど、そういったところでストーリー背景や対人/組織間関係の描写の補強がされているのであれば、ほぼ初見の僕が素直に・スムーズに楽しめた要因となっているのかもしれません。
〆
バランス調整・フルボイス化・加筆修正されている今作(のエンハンスド版)。でも、基本は原作のリマスター。「ファイナルファンタジータクティクス」というゲームが名作と言われる所以を、28年越しに感じ、大いに楽しみました。
