趣味ログ

趣味中心の生活がしたい30代かつての少年。アニメ・ゲームが好き。

【感想】ポケモン レジェンズ ZA ーー僕にとっては新鮮なポケモン体験

Pokémon LEGENDS Z-A Nintendo Switch 2 Edition(ポケモン レジェンズ ゼットエー) -Switch2

結構長い期間、ポケモンには触れていなかった。ポケモンSVはプレイしたけど、それはポケモンBW以来のプレイで、ポケモン レジェンズ ZA の舞台であるミアレシティが登場したポケモンXYも未プレイ。同じレジェンズシリーズであるアルセウスも未プレイ。そんな僕の感想。

ストーリーの根幹に触れたりはしないですが、ネタバレではないと思う程度にストーリーに関わるキーワードは使うだろうし、システム面にも触れるので、敏感な人はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

プレイ環境・プレイスタイル

Nintendo Switch2でプレイ。Switch2だったからかもしれませんが、カクツキやロードが長すぎるなんてことを感じることなく、快適にプレイできました。

プレイ進度は、以下の通り。

・メインチャートクリア

・サブクエストも全部制覇(多分)

ポケモン図鑑制覇

・ランクマッチ Aランク到達

これら以外のやり込み要素は、ちょっと触っているけど、道半ば。

メインチャートは攻略見ずにプレイ、それ以外のやり込み要素は詰まったら調べるスタイルでプレイしました。

 

 

ストーリー/メインチャート

ポケモンXYを知らなくても楽しめたストーリー

ポケモンとはいえアニメのように幼さが強く出る演出などは少な目で、小学生とかでもプレイできるストーリーでありつつ、大人がプレイしても楽しめる塩梅はさすがだなと思いました。

僕が懸念していたXYを知らないと没入できないかも・・・という点も、無駄な心配でした。XY含めた過去作知っていた方が感じることあるだろうな・・・という要素は多々あるものの、メインストーリーに関しては知らない人が置いてきぼりなんてことは無いと思います。

これは、複雑に設定が絡み合って展開するようなストーリーではないという点が一番大きいと思いますが、ポケモンというIPの強さも大きな一因だと思います。例えばXYでの敵組織である「フレア団」、XY未プレイの僕はその存在を知りません。ただ、ポケモンで~~団という響きと言えばロケット団、なんとなく敵組織なんだろうな・・・というのは想像できます。そういったポケモンの様式美が知らない情報の把握を助けてくれるし、本編内でも必要な要素は補完してくれているので、置いてきぼりにはならないんです。

誰でも楽しめるようにしつつ、ファンのための拘りはすみ分けてちゃんとゲーム内で描く、そんな感じ。

 

メインチャートの進行は作業感が強いが、ポケモン体験によって支えられている

ストーリーは楽しめたものの、その進め方は作業感が強いです。ミアレシティだけが舞台なので街を散策しているという楽しさは強めな一方、旅をしているという感覚は皆無ですし、ストーリーは進んでいるものの進むためのプロセスは同じようなことの繰り返し。

ただ、「ポケモンを強く育てたい」「ポケモンを進化させたい」「新しいポケモンを見つけて、好きなパーティーを組みたい」みたいなポケモン体験が、苦痛になりがちな作業感を上書きしてくれています。作業感の中に強くストーリー要素があってとかではなく、ポケモン体験に支えられているんです。

 

サブクエストはもっと少なくても良かったと思う

サブクエストは「ポケモンと一緒に暮らす人々のプチストーリー」「報酬目的のおつかい」「技紹介みたいなチュートリアル的なモノ」に大別できると思います。

ポケモンと一緒に暮らす人々のプチストーリー」は世界観の補完になるようなものではないものの、特に違和感はない。RPGなので「報酬目的のおつかい」があっても良い。僕が気になったのは「技紹介みたいなチュートリアル的なモノ」です。序盤からできるサブクエストでこう言うのがある分には良いんです。でも中盤・終盤以降にそう言うのをやられても「今更?」と思ってしまいます。正直、無くても良かったというのが僕の感想です。

一方で主要キャラ(特にMZ団)の掘り下げは、サブクエとかであっても良かったんじゃと思ってしまいます。

 

 

バトルシステムはポケモンらしい要素×アクション要素

ポケモンを育て、手持ちポケモンを選ぶ。ただ好きなポケモンを揃えるもよし、タイプのバランスなどを考慮して強さを求めるもよし。そして戦うときは、相性を考えつつ出すポケモン・技を考える。こういったポケモンらしいところは健在です。本作はそこにアクション要素が含まれます。

ポケモンは基本的に自分に追従して移動するので、移動場所によっては敵の技が当たらない。PvEに関しては、敵ポケモンの技は自分にもあたり、当たり過ぎると自分が気絶・・・"目の前が真っ暗"になります。なので移動・回避しながら、ポケモンに指示を出す必要があります。ターン制ではないので、素早さが無くても状況次第で先手は打てますし、相手の技を見てからというのも出来ます。ステータスと戦術で戦うコマンドバトルから、立ち回り重視のバトルになった・・・という印象です。

僕はそれなりに楽しみましたが、コマンドバトルと比較して、楽しいポイントがガラッと変わっているので、歴戦のポケモントレーナーは思う所があるかもしれません。知らんけど。

 

ランクマッチはやり込みが薄い勢にはやさしいが

対人戦は自分への被弾は無いものの、基本的なバトルシステムは前述のとおり。そのバトルを4人同時のバトルロイヤル形式で行われます。ここでも立ち回り重視のゲーム性は変わらずです。PvEと同じような立ち回りもありますが、中途半端にダメージを与えると、第三者が横から止めをさし、漁夫の利を得られてしまいます。その逆も、もちろんできます。そういった観点でも上手く立ち回ることが求められますが、そのおかげで、そこまでこだわって育成していないポケモンでも、ある程度戦えます(現時点のプレイヤー層ではですが)。また、ランクマッチの昇格は勝利数ではなく、累計ポイントで昇格していきます。もちろん、バトルロイヤルでの順位でもポイント取得/減算はされますが、「メガシンカしたら+10pt」「ノックアウト数×10pt」みたいに試合に負けててもポイントがもらえるので、ある程度ゲーム慣れした人であれば地道にランクA目指せる塩梅です。

僕は報酬目当てでやってたので、「こういうゲーム性か。過疎ってないし、今のところは楽しめるな」という感想でしたが、僕よりガチな友人は「立ち回り偏重でつまらん」と言っていました。

あと、シーズン報酬の重要アイテムは、後々手に入れられる手段を作って欲しい。今はまだプレイしているからいいけど、あまりプレイしなくなった時に入手できない・・・となってしまうと、買い切りゲームなのに・・・とモヤモヤしてしまう。

 

 

まとめ:ポケモンらしい体験とポケモンにしては新鮮な体験

ポケモンの様式美的な楽しさと、ポケモンにしては新鮮な体験を良い塩梅で組み合わせているなと思います。ただ、特に戦闘は楽しさがガラッと変わっています。おそらく、ストーリー云々より、引っかかる人がいればそういう点だと思います。(あとは、1つの街にフォーカスあてるのではなく、旅がしたかったとか)。

これから購入を検討するとかそういう人は、その辺を踏まえて考えると良いかもしれません。