趣味ログ

趣味中心の生活がしたい30代かつての少年。アニメ・ゲームが好き。

【感想】ファイナルファンタジー9 --すぐにでも思い出せるくらいやり込んだゲームを、もう一度

今年25周年のFainal Fantasy IX。


グッズの展開やリマスター版のセールなど、FF界隈ではちょっとしたお祭り事になっている昨今。

子供の頃何度もクリアしたし、解説動画なども見た事あるし、今更新鮮味はないかもしれない。でも、そういう前提知識を持ったうえで、もう一回触れるというのもアリなのかもしれない。
そんな思い付きで再プレイ。

考察しているわけでもないですし、ストーリーをなぞっているわけでもないです。でも、作品上の固有名詞やキーワード何かは出しているので、ネタバレに敏感な方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレイ環境・プレイ時間など

リマスター版をNintendo Switch 2でプレイ。

寄り道・隠し要素は裏ボスのオズマを倒すために必要なモノをプレイ。それ以外は、全く触れていないわけではないけど、気が向いたら少し触るくらい。リマスター版で用意されている便利機能やチート機能(ギルがMAXになったり、ダメージが9999固定にしたりする機能)は基本利用していませんが、オズマを倒すためのレベリング時だけHigh Speed Modeを利用。

こんなプレイスタイルで36h程度でした。

 

世界の描写が素晴らしい

プレイしていて、最初にすごいと思ったのは町やダンジョンの描写でした。リソースの制約が今よりも大きい時代のゲームですし、広大なフィールドやダンジョンを探索するゲームでもないので、プレイ可能な範囲という意味で町もダンジョンも小さいです。でも、"小さい"という印象を受けないんです。
全てとは言いませんが、重要な街やダンジョンに入る場合、(ムービー挿入を駆使しつつ)引きで全体像を見せて広大さを印象付ける。探索範囲は狭いものの、背景の描き込みはすさまじく、見えている範囲だけじゃないイメージを膨らませてくれる。探索は比較的すぐ終わりますが、でっかい世界を旅してるんだ・・・というイメージが強く残ります。

序盤だとリンドブルムに最初に訪れるとき・・・これを強く感じました。


低等身のキャラが感情豊か

FF7FF8と違って低等身キャラにしたことは、この世代のゲーム機の処理能力を考えると一種の正解だったのかもしれません。
初代PSのゲームなので、後期の作品と言えど、CGの表現力もそんなにですし、細やかな表情も見えません(プレレタリングムービーは除く。これは今見ても素直にすごい)。でも、低等身でコミカルな要素もあるキャラの仕草やリアクションでそれを補っています。リアリスティックなキャラではないのでオーバーな仕草でも違和感を感じません。
3DCGの良さとドット絵から連なる表現力が上手くかみ合っているのがFF9だと思います。


すでにFF9を知っているからこその楽しみ

キーワードを意識して進めるストーリー

FF9は考察しないとわからないようなことも無くはないですが、基本的にこむずかしい作品ではないと思うので、何となくプレイするだけでもストーリーを楽しみ感動することが出来ると思います。子供の頃、何度かクリアしていましたが、こういうのをシンプルに楽しんでいたんだと思います。
でも、今回は「FF9の前提知識をもったうえで、プレイする」というのが僕のスタンスです。ストーリーの側面で言えば、FF9のキーワードである「命」「生きる意味」を意識してストーリーを楽しもうというスタンス。このスタンスがすごく良かったです。セリフや演出の重みが違う。序盤の村のダリでの黒のワルツがらみの騒動から、もちろん何も知らなくても盛り上がる場面だけど、言葉や演出の意味が重くなります。

同じように、FF9をすでに知っている人は、ぜひこのキーワードを意識してストーリーを進めてみてほしい。

成長ボーナスを意識したバトル

FF9のあんまり知られていない要素として「成長ボーナス」というものがあります。装備後の攻撃力等ではなく、基礎ステータスが強化される装備を身に着けてレベルアップすると、基礎ステータスの成長にボーナスがつくというものです。
この要素を意識するかしないかで、高レベルになると結構なステータス差が生まれますが、これを意識しないと後々困る(隠しボスがきつくなるとか)なんてことはありません。どちらかというと、アビリティと装備の性能(属性吸収とか)の方が大事なので。
でも、これを知っていると、装備更新で考えることが増えて、良い意味での複雑さ増します。アビリティ覚えたら「最強装備」ボタンを押すという単調な装備更新じゃなくなるのです。
今回、最強キャラを育成しようみたいなことはしませんでしたが、装備同更新するかを「装備の性能」「基礎ステータスのボーナス」「アビリティの取得」のバランスを取りながら考えるのは楽しかったです。

 

リマスター故の違和感は多少あった

リマスターされて綺麗になっている部分(キャラやUI)と、そうでない部分(背景)の差が違和感を感じることはありました。違和感なくプレイできるところが多いとは思いますが、リマスターされている所とそうでないところの差がすごく目立ってしまう場面がいくつかあります。

 

まとめ

初代PS後期のゲーム、古いゲームです。CGや操作感は古臭さを感じざるを得ません。でも、ゲームへのワクワク感は全く色褪せていません。そして、物語を知ったうえで、再度かみしめることでわかる重みもあります。再プレイ前提でもオススメできる名作でした。

 

■余談■
FF9一番くじやりたかったけど、近所に置いてある店が無かった・・・。なので、僕の中で25周年のお祝いは記念LP。アナログレコードですが、曲はMP3でDLできるようになっているので、レコードプレイヤー持ってない人も”ジャケ買い”するのありかもしれません。

FINAL FANTASY IX 25th Anniversary Vinyl - Timeless Tale - (アナログ盤) (特典なし) [Analog]

 

 

最近見たアニメ アニメの消化が追い付かないのは嬉しいことかもしれないが、切り捨てるのも大事なのかもしれないと思いはじめた昨今の視聴履歴

アマプラのウォッチリストとか溜まる一方で、消化が追い付かない。どこかでがっつり有休とって、消化したいな・・・。

楽しみつつも、趣味をさばき切れていないモヤモヤを抱える昨今。そんな状況で観たアニメの感想。

最近見たアニメであって、最近のアニメとは限りません。

 

 

 

 

 

 

 

 

オーイ!とんぼ(2期)

オーイ!とんぼ


前クールは「ガール ミーツ おじさん」だったけど、今回はちゃんとゴルフ漫画として面白かった。ちょっと1期と2期での見た目の成長は違和感だけども。
解説役のモブキャラがいるのもゴルフ素人と目線で有難く物語を把握する一助として良い働きしてたし、そのモブキャラが愛すべき人たちというのも観ていて気持ちが良い。
ただゴルフだと目的地が分かりづらい気はする。この作品というより題材としての難しさというか。野球なら甲子園みたいな。プロが目標としても、野球のドラフトみたいなのも無いし。なので、この話の進み具合が中途半端なのかが分からない。

 

 

完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる

完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる

復讐もののざまぁかとおもったら綺麗な話だった。タイトルどおりの展開から、危機、そしてそれを乗り越えるまでのストーリーを1クールである程度キレイにまとめてた。
けど、とってつけた感な展開もあり、1クールの納めるための努力とみるか、中途半端と見るかは原作履修の民かそうじゃないかでわかれそう。(原作でもこんな感じだったら、展開急ぎすぎ)。

 


花のいくんと恋の病

花野井くんと恋の病

少年マンガでよく見る、冴えない男子とイけてる女子。その逆転バージョン。キャラの背景事情も含めよくある感じで、男目線だと、それ以上のものはなかった。なので飛ばし飛ばし見た。そういうラブコメが嫌いかというとそうではないけど、面白いと思わなかったので、あくまで女性向けであり男性はOut of 眼中な作品なんだと思う。
僕目線だと、もう少し青春要素を求めがちだけど、そういうのが不足している感じ。

主人公の相手がとがり過ぎてるのも、人を選ぶ気がする。

 


ハニーレモンソーダ

ハニーレモンソーダ


こちらも、よくある冴えない主人公が人気者と良い感じにてきな恋愛アニメではあったけど、成長物語として面白さもの方が上だった。けど、理想的なキャラ(理想論を言うキャラ)が多くて、共感性羞恥 というか自分したら・・・と想像するとゾクゾクとしてしまう場面も散見される。そういうのはニヤニヤしちゃう要素でもあるんだけど、恋愛もの・ラブコメでやられすぎると、むずがゆくもあり・・・。

そういう要素もあるけど、別に嫌いとうわけではないし(くすぐったいだけ)、ネガティブな子がポジティブになっていく物語としておっさんは楽しんだよ。

 

 

【感想】【ちょっとだけネタバレ注意】Clair Obscur: Expedition 33 --ストーリーもバトルも濃厚な体験

Clair Obscur: Expedition 33(クレールオブスキュール:エクスペディション33) - PS5

 

フランス語わからないので、なんちゃらエクスペディション33とずっと読んでいるゲーム。実はニンテンドーストアでSwitch2 が当選し(3回目の抽選)マリカもしたい、仕事も暇な時期じゃなかったので、本当はゆっくりプレイするつもりでした。でも、これ、だらだらプレイするゲームじゃないなと思い、少しペースを上げてクリア。その感想。

 

物語の根幹や考察要素などは触れませんが、敏感な人にはネタバレかもな要素はあるのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレイ環境等

PS5でプレイ。プレイ時間は50h弱。

本当はストーリー本筋だけなぞるくらいにするつもりだったけど、それではゲーム体験として中途半端だったので、ストーリーや設定の補完になりそうな寄り道要素もいくつか。

 

あらすじ

ルミエールという町から海を挟んで遠くに見えるモノリス。そこに謎の少女が毎年数字を描き、その年齢になった人は抹消される。人類も何もしないという訳ではなく、毎年遠征隊を派遣するが、この運命を覆すには至らない。
現在描かれている数字は34。まもなく33が描かれ、34歳の人々は抹消され、第33遠征隊が出発する。死の運命に抗うために。

 

ダークな雰囲気が全体を包む

日本のRPGの影響を受けたと聞いていたけど、その言葉を鵜吞みにしてしまっていると、気圧されしてしまいます。「日本のRPG」と聞くとFFやドラクエ、テイルズなんかを思い浮かべてしまいがちですが、そういうものとは少なくても雰囲気は似つきません。前述の作品でも暗めの雰囲気の作品もありはしますが、そういうのとも違います。
登場する敵キャラ,NPC(敵含む),フィールドも、美しくも不気味な印象を受けます。そして、ストーリーは終始重たく、ほのぼの要素なんてものもほぼない。人の営み的なものもすごく限定的で、それらが相まってダークな雰囲気となっています。
ホラーではないけれども、苦手という人はいるかもしれません。(ダークソウルやエルデンリングみたいな雰囲気が大丈夫な人は問題ないと思います)

 

プレイヤーの努力が必要な濃厚なストーリー

基本的に一本道のストーリー(エンディング分岐はあり)ですが、濃厚です。
とりあえずストーリを進めるだけでは、大枠すら把握できない・・・という程ではないです。しかし、しっかりと世界観・設定や登場人物の関係を読み解くのには、結構な労力が必要と思います。成り行きストーリをなぞるだけでなく、必須ではないもの含めた節々の会話、フィールド(寄り道要素含む)に散らばっているフレーバーテキスト、それらを紡いでいく必要があるのです。
なので、ストーリーを楽しむのであれば、「考察」とまではいかなくても、注意深く会話等を見ていく意識が必要です。

そして、エンディングは複数ありますが、どれも大団円ではありません。悲壮感に溢れ、それを見て、プレイヤーがどう感じるか・・・救いがあると感じるのかどうか・・・そこまでプレイヤーが考えてのストーリーです。

 

バトルは難しいけど達成感が大きい ※エルデンリング等でもパリィとかすごく苦手な僕基準

ターン制リアルタイムRPGと謡っていますが、「リアルタイム」のところが難しい。
基本的に素早さベースのターン制コマンドバトルですが、スキルを使う場合、タイミングよくボタンを押すと強力になります。この「リアルタイム」要素は、そんなに難しくありません。
難しいのは防御時です。敵の攻撃に合わせてボタンを押すと、回避またはパリィ(及び反撃)が出来ます。そのタイミングがすごくシビアで、かつ目安になるUIもなく敵のモーション頼り。加え、ディレイ攻撃みたいなフェイントチックなこともしてきますし、コンボ攻撃のような初見殺しに近い行動もとってきます。そして、この回避・パリィ前提な設計がされており、防御・回避しないと一撃で倒されることもしばしば・・・。何度も繰り返し、慣れていくしかない・・・。
※いわゆるノーマル難易度であるエクスペディショナー プレイ時。

ただ、難しいだけで、ゲーム体験としては面白いバトルです。パリィが上手くいったときの気持ちよさもありますし、特殊な敵のギミック的なモノを解いたり、戦い方を工夫して乗り越えていく体験は非常に濃いです。

 

寄り道要素は高難易度  ※エルデンリング等でもパリィとかすごく苦手な僕基準

普通に物語進めるだけでも難しめではあるのに 、ストーリー補完になりそうな寄り道要素は高難易度であるものが殆どです。特にレベリングをしていない状態で進めたうえで、ラストダンジョン手前の育成状況で行こうとすると、歯が立たないレベルで非常に苦労すると思います。でもこれらの寄り道要素は物語を咀嚼するうえで押さえておきたい。しっかりレベルを上げ、スキルを取得し、戦術に合わせたスキル設定・装備設定をして挑んでギリギリです。

あくまで僕のプレイスキルが前提にありますが、ストリーモード(いわゆるイージーモード)にすれば楽だったかというと・・・その限りではありませんでした。いわゆるノーマル難易度であるエクスペディショナーでプレイをしていましたが、どうしても倒せない裏ボス的存在に対し、ストーリーモードで妥協しようとしました。が、確かに楽にはなるものの、それで勝てるほど甘くなかったのです。ストーリーモードに切り替えただけでは歯が立たいボス、それならいっそのこと、とことん育成してノーマルモードで倒してやろうと決意。いつのまにかレベルカンストしていました。

ただ、レベルカンストしても明確なビルド戦略(武器強化・パラメータへのポイント振り分けといったキャラの育成・装着するスキルの選択)がないと歯が立ちません。Lv上げ以外の具体的な対策を攻略サイトで見るも、アップデートのせいか(もしくは自分がトレースしきれていなかったせいで)、それでも倒せず。最終的には攻略サイト参考にしつつ、自分で戦術/ビルドを組みなおし、試行錯誤の末やっとこさ倒せました。

試行錯誤の過程も面白かったですし、裏ボス的なモノを倒した時の達成感も大きかったのですが、ここまでやると、その後の最終幕はヌルゲー状態でした。何となくLvが上がってしまったのではなく、自分の意志で高難易度に挑む前提のレベリングしたので 、ゲームバランスに文句言うつもりはありませんが・・・二週目ないし、エンディング後直前データをロードしてやり込んだ方が良かったかもしれません。僕のこの物語の最終幕は音楽と演出はクライマックスだけど、バトルは消化試合でした。

 

システムは不親切

50hくらいのプレイ時間でクラッシュ一回。もし、もう少し頻発しても、オートセーブが頻繁に行われるので、ダメージは少ないと思います。ただ、そのセーブ機構がネック。このゲームはオートセーブだけで、任意のセーブが全くできません。いつでもセーブできるわけではない、という事ではなく、全くないのです。
このイベントはもう一回見返したい・・・とかで複数セーブをすることが出来ないのは、個人的にストレス。前述したとおり、節々の会話なんかを紡いでいかないと把握できないことも多いため、任意セーブができないのは非常に痛いです。
エンディング分岐も、オートセーブがいくつか履歴として残っている中、オートセーブで履歴が上書きされる前に、丁度良い時間のオートセーブを選びロードしてやらないと、もう一週プレイする必要があります。

 

まとめ

バトルもストーリーも噛み応えのあるゲームですが、難し目でストーリー雰囲気もダークで重いです。心がニュートラルな時にやるゲームかなという印象です。そういう重ためのゲームなので、面白かったけど、2週はいいかな・・・(なので一週目で寄り道もがんばった)。

 

2025/06 最近プレイしているゲームの途中感想(Clair Obscur: Expedition 33, ユミアのアトリエ)

年始に「たくさんゲームをしたい」と言っていた気もするけど、半年経とうとしているのに、あんまりできていない。けど、別に全く触れていないわけではない。でも、忙しさの関係でクリアが少し先なりそうなので、序盤の感想が飛んでいかないようにするための備忘録的な日記。

 

 

Clair Obscur: Expedi(プレイ時間7,8h時点)

Clair Obscur: Expedition 33(クレールオブスキュール:エクスペディション33) - PS5

ルミエールという町から海を挟んで遠くに見えるモノリス。そこに謎の少女が毎年数字を描き、その年齢になった人は抹消される。人類も何もしないという訳ではなく、毎年遠征隊を派遣するが、この運命を覆すには至らない。

現在描かれている数字は34。まもなく33が描かれ、34歳の人々は抹消され、第33遠征隊が出発する。死の運命に抗うために。

 

ストーリー・雰囲気

日本のRPGの影響を受けたと聞いていたけど、その言葉を鵜吞みにしてしまっていると、ダークな雰囲気に圧されてしまう気がします。ヨーロッパの映画とかでよく見る「ダークな雰囲気」が全体を包んでいます。

そして、重たい。ギャグやほのぼの要素なんてほとんどなく、若干そういうのがあるシーンも、登場人物が置かれている状況を考えると悲壮感を漂わせています。

基本的に一本道のストーリー(サブクエみたいなものはあるし、エンディング分岐みたいなのはあるかもしれないけど)ですが、設定や登場人物の関係を読み解くのに、結構な咀嚼が必要そうな気がします。

 

バトル

ターン制リアルタイムRPGと謡っていますが、「リアルタイム」のところが難しい。

基本的に素早さベースのターン制コマンドバトルですが、スキルを使う場合、タイミングよくボタンを押すと強力になります。この「リアルタイム」要素は、そんなに難しくありません。難しいのは防御時です。

敵の攻撃に合わせてボタンを押すと、回避またはパリィ(及び反撃)が出来ます。そのタイミングがすごくシビアで、かつ目安になるUIもなく敵のモーション頼り。そして、敵もディレイ攻撃みたいなフェイントチックなこともしてきます。防御・回避しないと一撃で倒されることもしばしば・・・。ゲームオーバーしながら、何度も繰り返し、慣れていくしかない・・・。

(イージーモードでプレイすれば別かもしれませんが)

 

ただ、難しいだけで、ゲーム体験としては面白いバトルです。パリィが上手くいったときの気持ちよさみたいなものもありますが、特殊なギミックがある敵も存在し、そのギミックを解いたり、戦い方を工夫して乗り越えていく体験は非常に濃いです。

 

システム

今のプレイ時間でクラッシュが一回。同じ頻度でクラッシュするならば、結構多いと思います。オートセーブが頻繁に行われるので、ダメージは少ないですが・・・。

ただ、そのセーブ機構がネック。このゲームはオートセーブだけで、任意のセーブが全くできません。いつでもセーブできるわけではない、という事ではなく、全くないのです。

このイベントはもう一回見返したい・・・とかで複数セーブをすることが出来ないのは、個人的にストレス。もしかすると、「後が無い」を演出するためか?とか考えたりもしましたが、「後がない」状況のゲームなんてたくさんありますしね・・・。

 

 

ユミアのアトリエ(プレイ時間10hちょっとの時点)

【PS5】ユミアのアトリエ ~追憶の錬金術士と幻創の地~

錬金術のせいで滅びたアラディス帝国。そのため、禁忌とされている錬金術。その錬金術師の家系に生まれたユミアは、アラディス調査団に参加する。そこに、真実を求めて。

 

ストーリー・雰囲気

正直に言うと、なかなか引き込まれない。なぜ調査に来ているのか、その目的は何なのか・・・みたいなものが不足しており、何となく言われたとおりにやること進めていると、物語の進展していく。けど、背景が説明不足なので、「で?」という感じで次のストーリに進んでしまう。

かつ、「探索要素」にかける時間の方が圧倒的に多いので、薄っぺらいストーリーを間を空けつつ断片的に紡がれてもなぁ・・・という印象を持ってしまう。

ただし、10h位しかやっていないので、今後このネガティブ感想が変わっていく可能性は大いにあります。(と信じて先に進めます)

 

バトル

あまり面白くない。コマンドバトルでもなく、アクションバトルとしても中途半端で単調。

 

錬金術要素

上手いこと素材を集め、上手いこと錬金すると、より強い武器・アイテムが手に入り強くなっていくゲーム体験は面白そうだなとは思いつつ、まだ序盤だからだとは思うけれども、今はまだ単調。ストーリー上の義務的に錬金している感じです。

ストーリーと同様、スロースターターなゲームなだけで、後々面白くなっていくことを信じて、先に進もう。

 

 

 

 

最近見たアニメ 仕事に対してそこまでネガティブじゃないけど、忙しくて黒い靄がでそうになるのを、趣味で抑える昨今の視聴履歴

ただでさえ忙しいのに、新しいプロジェクトが追加され、さぁどう立ち回ろうか?

 

先輩・上司からは”若い”と捉えられるも、社会的に/会社の立場的にはもう”若手”ではないので、部下・後輩に仕事任せる場面も多いけど、マネージャーだけでなくプレイヤーとしての動きも求められる場面もまだまだ多い。

色んなタイプの大変さ圧し掛かる現状だけど、職位上がればもっとやばいんだろうなぁ・・・と、今にも先にも悶々としながら仕事に向かう昨今。

 

生活に潤いを求めて、僕は趣味にも走る。

そんな今日この頃の視聴履歴。

いつも通り、”最近見たアニメ”であって”最近のアニメとは限りません。

 

 

 

 

 

 

 

戦隊レッド 異世界冒険者になる

戦隊レッド 異世界で冒険者になる

異世界転生した戦隊ヒーロー(レッド)が、冒険者になり、特権魔法を悪用する輩とその黒幕を打ちのめしていく物語。

武器とかのネーミングも、ネタ的にも語呂的にも良い。戦隊もののオマージュはもちろん、ロボットネタもあり、おっさんホイホイなアニメ。

ただ、色々な整合性はない。でも、熱さ/勢いでカバーしてる感じ。そうやって僕らのヒーローは悪を打つ滅ぼしてきたんだ。

 

 

ポーション頼みで生き延びます!

ポーション頼みで生き延びます!

ポーションと、その容器を作る能力で世直し旅。
面白かったんだけど、ポーションというより、容器を好きなように使えるっていうを都合よく使い過ぎていて、設定迷子になっている感はある。ポーションだけでも、いくらでも物語作れただろうに。

 

 

英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~

英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~

国のために生涯を捧げた英雄王が、今度は自分の武のために生きると転生したら女の子だった。それでも、その状況下で、強さを求める物語。

転生ものとしてスタンダードな面白さはあったけど、「女の子に転生」とかそういった設定を活かしている感じではなく、1クール使って物語の芯というか本筋なんだっけ?となってしまった。

 

 

ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います

ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います

受付嬢がチート級スキルを授かっていて、それを以て活躍するお話。

でも、受付嬢が~~というのは後半活かされず、結局おれ(わたし)TUEEEになってた。苦戦する場面もあったけど。タイトル通りの設定は導入だけで、あとはよくある異世界活劇(転生ではない)と見るなら◎だと思う。

チート持っていないキャラも、工夫して活躍している描写は、個人的にすきだった。

 

 

異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~

異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~

異世界転生した主人公が、幼い双子と出会い、子連れで旅をする物語。双子の子供が幼子として可愛い、それを愛でるアニメ。癒し枠としては◎。ストーリー・キャラデザ・設定はイマイチ。

 

 

地球防衛企業ダイ・ガード

地球防衛企業ダイ・ガード

ロボットアニメに関する展示会で紹介されていたのをきっかけに超久しぶりに再視聴。サラリーマンがロボットに乗り、政府や軍/自衛隊と時に対立、時に協力しながら平和を守る。

デザイン、戦い方は昭和のスーパーロボットアニメにちかい。でも雰囲気・ドラマは平成リアリティ(令和の時代視点で言うならば、平成ノスタルジックになるのかもしれない)を軸にしたSF。そして軍でも正義の見方でもない、サラリーマンの矜持。

ロボットアニメとしても面白かったけど、OPの「路地裏の宇宙少年」含めて、ジャパニーズサラリーマンの心にぐっとくる所が多い、良作アニメ。

 

【感想】SFアニメと戦争 ーーオタクな著者による、オタクに向けた、新しい視点の提供

読書場所の確保というのは意外と難儀である。

 

家で読めよ、という声が聞こえてきそうではあるけど、基本的に週一は"おでかけ"をする位のアクティブさは持とうとしてるので、外での読書場所も大事なんだ。そして読書に集中できて、せっかくなら何となく雰囲気が良い所が良いけど、なかなか無い。

 

ぱっと思い浮かぶのはスタバやブルーボトルコーヒー。でも、却下だ。店は別に嫌いじゃないけど、(少なくても僕は)あそこは長時間読書なりなんなりする場所とは思ってないし、(少なくても僕は)実際適しているとも思っていない。

 

人が多くない喫茶店にも行ってみた。地域に根付いた店とはこのことか、みたいな店だ。そこもお店としては好感持てたけど、読書には合わなかった。僕にはおばさま…お姉さまたちの井戸端会議が小鳥のさえずりには聞こえなかった。

 

意外と開けた公園は良かった。でも、天気次第、季節次第である。汗垂らしながら本を読むのは電車の待ち時間くらいで良い。

 

そんなこんな読書場所探している今日このごろ、読み終えた「SFアニメと戦争」の感想。ネタバレは考慮してますが、敏感な人はご注意ください。

 

SFアニメと戦争

 

 

 

読んだきっかけは、アニメを「精読」したい欲があるから

もちろん、勢いでアニメ見るのも、フィーリングで見るのも楽しいです。というか、日々見ているアニメのほとんどはそうやって見てます。

でも、精読してこその面白さもあるんじゃないか?ととあるアニメ関連の展示を見に行ったときに思った。でも、それをやるには視点も引き出しも少なすぎる現状。

そこで、読んでなかった有名な古典作品や、周辺知識として頭に入れておくと面白そうだなと思う本を、色々手にっている今日この頃。

 

戦争を軸にした国際論を軸に、アニメを解説する本

解説の内容としては、新鮮味は少なかったです。結局行きつくところは、これまでオタクがこすりにこすった内容です。

でも、新しい発見は確かにありました。この本の"切り口"/"まとめ方"は、戦争に関する知識を以て、アニメがどう見えるか。行きつく先は、オタクにとって既視感のある内容ではありますが、その切り口は確かに僕にとって知らない領域であり、新鮮な観点でした。

具体的に国際論の古典的な著書の内容を紹介し、読者にその切り口で解説するにあたって最低限の知識を与えて解説してくれるので、国際論を全く知らない読者から読んでも、一人歩きにはなっていない印象。

もちろん、この本を読んだだけで戦争論なり国際論を分かった気になるのは愚かですが、その片鱗には触れられると思います。

 

一方で、アニメは観ている前提の解説

「行きつく先は、オタクにとって既視感のある内容」と前述しましたが、じゃあ未視聴の人が見れば新鮮味があるのかというと微妙です。新鮮味が無いというより、新鮮味があるかないか・・・までたどり着けないかもしれません。

この本は「ガンダムシリーズ」「宇宙戦艦ヤマト」「超時空要塞マクロス」「新世紀エヴァンゲリオン」「銀河英雄伝説」などなど、色々なSFアニメを題材に解説しています。一応、あらすじのようなものは、解説の前に書かれてはいるものの、それが未視聴の人にとって解説を把握するのに十分かと言われるとそうじゃない気がします。

僕はこの本で題材にされているアニメのほとんど見たことありましたが、「BEATLESS」については未履修でした。「BEATLESS」を題材に解説されている部分、正直はいってきませんでした。どんな作品か紹介はしてくれているのですが、未履修の人が本の内容を把握するための前提知識とするには不十分な気がします。ということは、他の部分も未履修の人には同じ感じなんじゃないか・・・?

僕の読解力・想像力不足なだけかもしれないですけどね。

 

新鮮味はないけど、新しい切り口はくれる、オタク向けの本

新鮮味は無いと書きましたが、新しい視点/切り口は確かにくれます。それに、こすれらた内容でも、ふと解説動画なんかを見て、何だかんだ楽しんで見ちゃうことありませんか?それに似た感覚の面白さも充分にあると思います。

しかし、それも取り上げられているアニメの知識がある前提です。無い人にはとっつきにくく、そのうえで中途半端にネタバレになるかもしれません。

 

【感想】"チ。ー地球の運動についてー" と、ちょっとしたシナジーがあった"父が子に語る科学の話 親子の対話から生まれた感動の科学入門"

チ。 ―地球の運動について―

 

ちょっと前に話題になっていた「チ。ー地球の運動についてー」。つい先日視聴。
史実からエンタメとして必要な部分を抽出して再構築しているという印象。

もちろん、単品でも面白い作品ではあると思うけれども、半年くらい前に読んでいた「父が子に語る科学の話 親子の対話から生まれた感動の科学入門」とシナジー効果があるようにも思えたので、合わせて感想を書いてみます。

 

 

 

 

"チ。ー地球の運動についてー"のざっくり感想

地動説を題材に、史実を基にした「中世だけどSFファンタジー」。地球の中世ヨーロッパによく似た世界を舞台に、宗教的に禁止されていた地動説に命をかけた人々の物語。アニメのキービジュアルみたいなのとかだと、一人の主人公がいるように見えるけど、地動説に命をかけた「人々」の物語。

あくまでフィクションだし、現実の地球ではない(最後だけは現実の地球かもしれないけど)世界が舞台だけど、地球の史実をベースにしてエンタメに昇華した作品。
地動説のような宗教に反した考えが異端とされてた…みたいな点だけでなく、楕円軌道の発想とか、信仰に反した思想でも神を信じるが故みたいな側面も、実際の地球の歴史をベースにしていると節々感じる。
歴史(高校くらいの世界史)を学ぶだけだと「コペルニクスが地動説を提唱しました+α」で終わってしまうところを、その背景知識を以てエンタメにしている…すごい。

 

 

"父が子に語る科学の話 親子の対話から生まれた感動の科学入門"

父が子に語る科学の話 親子の対話から生まれた感動の科学入門 (ブルーバックス)

前近代~近代に至るまでの(時々古典も交えながら)科学の宗教的な側面含めた発展の歴史を説明しつつ、科学の考え方を滔々と語る本。

ただ、タイトルから子供にも向けた本かと思ったけど、違う。
ある程度の知識を必要とするし、文章の流れとして浮いてしまってる部分(内容を理解するのにはあまり必要は無い補足が、あたかも一部かのように自然な流れで隙間に入り込んでいる感じ)も散見される。子供が読むにはハードルが高い。

著者の息子との対話をベースにしているのだとは思うけど、あとがきにあるように原著者の息子さんが特殊な子だったため、決して一般的に子供に向けた話ではないのだ。

そして、あとがきで訳者が「進路を決める若者に読んで欲しい」とあったが(あった気がするが)、内容はそもそも科学に興味が無いと、とっつきにくい内容だと思う。

あくまで「対話」という形式をとり、とっつきやすい"文体"で科学の歴史、思考の変遷に触れる本。僕はそういうのに興味あるたちなので、気軽に楽しく読めた。一方で、文体がとっつきやすいのであって、”読み物”として整理された内容かというと微妙なので、誰にでもというタイプではない。

 

2つのシナジー効果

もちろん、「チ。」はフィクションでありエンタメ。なので、(ほとんどが)実際の人物ではないし、もちろん歴史とは違う部分も多いし、実際の科学史の発展に寄与した議論の位置づけ等もすっかり薄くなっているし、"継承"という側面も心意気のようなもの中心になっている。しかし、そこはエンタメにするために省き抽出したところだろう。これは、エンタメ漫画であり、歴史書でも歴史漫画でもない。科学的思想を啓蒙するものでもないんだ。
ただ、史実をベースにしているのは節々に感じられるので、背景知識をもっておくと物語に奥行きを感じられるようになる気がする。その背景知識の導入として「父が子に語る科学の話 親子の対話から生まれた感動の科学入門」(特に前半)は、良いシナジー効果を持っていると思う。前述した通り、整理された読み物では無いものの、とっつきやすく「科学の宗教的な側面含めた発展、考え方」に触れられるうえ、地動説云々に関わる話題も多い。ピンポイント・・・とまではいわないけれど、良い感じに交わる部分がある。

 

さいごに

「チ。」は科学的な背景を知っていなくても楽しめると思うけど、地動説あたりの科学史を少し知ったうえで「チ。」を見てみると、面白さの奥行きが増す気がする。「父が子に語る科学の話 親子の対話から生まれた感動の科学入門」でなくても、何かしら知識を得たうえで見てみるのもお勧め。