
黄金の遺産のメインをクリアし、高難易度コンテンツやなんやらに勤しむこの頃。やっぱ拡張直後の「乗り込めぇ!!!」感は大好き。
拡張直後でやること多いとはいえ、メインクエストはクリアし少しのんびりモードになったので、ストーリー中心の感想。ざっくり感想ですが、ネタバレは含まれますのでご注意ください。
はじめに
今回の拡張は大まかに三つの章に分けれると思うので、それぞれ「王位継承編」「荒野編」「アレクサンドリア編」と勝手に分けて感想を書いてみようと思います。
大体ですが
・王位継承編:前半
・荒野編:話の繋ぎ
・アレクサンドリア編:後半
という感じです。
王位継承編
出来レース感が強かった。そして、薄味のストーリーというのがざっくりな感想です。
漆黒や暁月みたいにストーリーの積み重ねがないというのもあるかもしれませんが、何より脚本がイマイチなんだと思います。
例えば、主人公的な位置づけのNPCであるウクラマト。国民を想う気持ちだけは一丁前な、無知王女というだけなんです。旅の中での成長も、相手を知ることが大事という事を学んだとかはありますが、知りたいと思うだけで理解しようしない(してる描写が無い)。薄っぺらすぎて魅力を感じません。
もちろんウクラマトの設定が受けないものだった…ということもあるかもしれませんが、それ以上に説明もなく想像を促すきっかけもないのが悪いと思っています。そういう説明したり、想像するきっかけ作るのも脚本(と、それに沿った演出)だと思うので、僕は脚本がイマイチという感想に至ったんです。
じゃあ、そういう想像をすると感想変わるかというと、そうでもありませんでした。というのも、伏線をちゃんと撒かない脚本でもあったので、点と点の繋がりを持たそうと想像しても確度の低いものになってしまうんです。
ただ、ゲームとしてつまらなかったかというと、そうでもありません。
ストーリーの厚さは物足りないものの、新しい文化に触れるという意味で旅行的な楽しさはありました。違う言葉で言えば、設定を楽しむ的な感じです。過去拡張の設定なんかを矛盾なく取り入れているあたり、世界観の作り込みは昔からされてたんだろうなと感じます。
修学旅行的に楽しめる章。この章だけでみれば、夏休みといわれてもまぁ・・・という感じ。
野編
完全に後半への繋ぎです。そのための、お使いクエスト。多少のファンサービス要素(過去拡張に関わるキャラクターが出てきたり)はあるものの、お使い要素が前面に出すぎと感じてしまいます。後半への伏線にはなっているものもありますが、このフェーズが退屈という感想を覆すほどではありません。
ここはちゃんとクライマックスとして盛り上がっていたと思います。危機に対して、問題解決に向かうヒカセン。冒険するぞというより、救うぞ!的な展開。単純と思われるかもしれないが、ドキドキもワクワクもするこういう展開は好きです。十分楽しみました。
しかし、気になる点もあります。
1 つは前述した脚本のイマイチさです。後半では特に顕著でした。
例えば、ゾラージャが父に対して色々悩み・葛藤を持っているのに対して「親父と鱗の色同じだろ?」とウクラマトが見た目を言及するシーンがあります。しかし、ゾラージャの悩みはそんな表面的なものではないのは想像に容易いです。でも、知りたがっても理解しようとしないウクラマトは、そこに言及してしまう。というように見えてしまうんです。もしかしたら、真意は違うのかもしれません。が、プレイヤーが真意をスムーズに理解するための描写を脚本が怠っているんです。
FF14はストーリーの途中で深い考察しながら進めるゲームですか?僕はそう思っていません。FF14は不十分な説明の中で、プレイヤーが独自解釈するゲームですか?僕はそう思っていません。そういう僕の考えのもとで言えば、イマイチな脚本と言わざるを得ません。少なくてもFF14のためのゲーム用脚本としては。
2つ目は(FF10を彷彿とさせる要素も多いけど)FF9の雑なオマージュ推しな点です。ストーリーはMelodyOf Lifeから着想得た気配はあるし(逆に近づけようとしたのかもしれないですけど)、FF14はFFのテーマパークと呼ばれる側面もあるのでFF9が匂ってくるのは別に良いんです。でも、雑なBGMの挿入、中途半端にスタイナーに似たキャラ。「記憶を空に預ける」というワード、もとはビビのセリフだと思いますが、それにしては軽薄すぎる。オマージュ要素に対して、違和感と残念感のほうが強いです。地名やカットシーンの見た目のオマージュ、もしくはネタ的な感じに止めとけば良かったのに。きっと、FF9をやったことないんだろうなと想像します。
しかし、違和感や残念感はあっても、嫌悪感とまではいきませんでした。その理由は、物凄く雑なオマージュであるからこそ、今のところは元のFF9とかけ離れすぎていると感じているため、FF9とちゃんと切り離して捉えられるからだと思います。
今後のパッチでどう転がるかはわかりませんけどね。
と、気になる点はありつつも、終末(暁月のフィナーレ)を乗り越えたあとのストーリー展開の可能性は見せてくれたのかなとは思います。ただ、良い方向に転じる可能性だけでなく、悪い方向に落ちる可能性もある。なので、ファンとしては期待と同時にハラハラ感も残ります。悪い方向に落ちてしまって、廃れて欲しくはないゲームですし。
まとめ
旅行気分が楽しめる前半と、まだ広げる余地はありそうだなと言う可能性は見せてくれる後半。しかし、脚本はイマイチだし、積み重ねてきたストーリーが無い分、漆黒や暁月に比べると薄味。振り返ると最初に思い浮かぶのはイマイチな点。
ネガティブなことは書いたけど、ストーリー自体も僕は楽しんだし(つまらなくはなかったという方が正しいかもしれない)、MMOの魅力はストーリーだけではないので、フレとの交流や高難易度も含めて、進行形で楽しんでます。これからも期待しています、FF14。
